ネットイヤー Research Memo(5):17/3期は減収増益見込み
■今後の見通し
(1) 2017年3月期の業績見通し
ネットイヤーグループ<3622>の2017年3月期の連結業績は、売上高が前期比4.4%減の6,500百万円、営業利益が同36.9%増の200百万円、経常利益が同39.1%増の200百万円、当期純利益が同65.9%増の124百万円と減収増益の見通しだ。売上高については、ソーシャルメディア関連のサービスや「rakumo」など子会社の売上げ増が続くものの、オムニチャネル関連の大型プロジェクトの売上高がさらに減少することや、期の前半は開発が遅延している特定プロジェクトの収束を最優先に、人的リソースを集中させていることもあり、2期連続で減収となる見込みだ。一方、営業利益に関しては、子会社の利益増や受注損失引当金135百万円がなくなることが増益要因となる。なお、人員体制の強化については継続的に行っていくが、量から質へ採用方針をシフトしており、人件費関連については前期比で若干の増加にとどまる見通しだ。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲)
《HN》
提供:フィスコ