信用
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3604 川本産業

東証S
829円
前日比
-7
-0.84%
PTS
-円
業績
単位
100株
PER PBR 利回り 信用倍率
10.2 0.69 2.17
時価総額 49.7億円
比較される銘柄
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高成長【始動】候補リスト〔第2弾〕 19社選出 <成長株特集>

 本特集では、時価総額250億円以上1500億円未満の銘柄を対象とした「高成長【始動】候補リスト〔第1弾〕」(1月11日配信)に続き、時価総額250億円未満の銘柄の中から、製品・サービスの販売拡大もしくは買収や提携などにより、高成長に向けて動き始めた可能性が高い銘柄を探った。

 下表では、時価総額30億円以上250億円未満(1月11日時点)の銘柄の中から、本決算月にかかわらず直近四半期に前年同期比で【10%増収・20%経常増益】を2四半期もしくは3四半期連続で達成した銘柄を、“高成長「始動」候補”として19社を選び出し、直近四半期の増益率が大きい順に記した。連続で収益が拡大し始めた企業は、これから高成長が期待できる有力候補として注目していいだろう。

 直近四半期の増益率トップとなったのは、家電やパソコンの低価格通販サイト「ecカレント」を運営するストリーム <3071> [東証2]。直近3ヵ月の20年8-10月期(第3四半期)業績は、売上高63.1億円(前年同期比10.7%増)、経常利益2億円(同105倍)に拡大して着地。コロナ禍によるテレワークや巣ごもり需要の増加を背景に、パソコンや調理家電が好調だったほか、特別定額給付金の支給が後押しとなり、大画面テレビ、冷蔵庫など大型家電の販売も大きく伸びた。21年1月期通期の経常利益は前期比4.0倍の5.7億円と10期ぶりに過去最高益を更新する計画だ。

 2位に入った家具・インテリアの通販サイト「LOWYA」を運営するベガコーポレーション <3542> [東証M]は、新型コロナウイルスの影響によるニーズの急伸は一巡したものの、LOWYAの他社ECモールから自社旗艦店への販売チャネルのシフトが順調に進捗し、7-9月期(第2四半期)の売上高は45.3億円(前年同期比35.1%増)と大幅増収を達成した。また、販売価格や商品構成の見直しによる原価率の改善も寄与し、経常利益は4.1億円(同13.9倍)に膨らんだ。

 3位の医家用衛生材料最大手、川本産業 <3604> [東証2]の7-9月期(第2四半期)は、マスクや手指消毒剤、医療機関向け個人用防護具などの感染管理製品の販売が大きく伸び、経常利益は前年同期比8倍の4.6億円と2四半期連続で過去最高益を更新した。好調な業績を踏まえ、21年3月期の経常利益予想を11期ぶりの最高益に大幅上方修正している。

 4位にリスト入りした蛇の目ミシン工業 <6445> の7-9月期(第2四半期)は、コロナ禍の収束が見えないなか、ライフスタイルの変化が潜在需要の掘り起こしにつながり、家庭用ミシンの販売台数が大幅に増加した。業績好調に伴い、21年3月期通期の経常利益を前回予想の2倍となる36億円に上方修正し、17期ぶりの利益水準に復帰する見通しを示した。指標面では予想PER6.3倍、PBR0.6倍と割安感が強く、株価の水準訂正余地は大きいとみられる。

 続く5位オークファン <3674> [東証M]の7-9月期(第4四半期)は、コロナ禍でインターネットを介した取引が活発化するなか、国内最大級のBtoB仕入れサイト「NETSEA」の流通額が急増し、商品流通プラットフォーム事業の収益が拡大した。併せて発表した21年9月期業績は売上高109億円(前期比38.4%増)、経常利益12.5億円(同54.7%増)といずれも過去最高を大きく更新する見通しだ。

 半導体製造装置向け石英部材を手掛ける16位のテクノクオーツ <5217> [JQ]は7-9月期(第2四半期)に売上高、経常利益ともに四半期ベースの過去最高を更新した。テレワークの急速な普及などでデータセンターのインフラ需要が高まるなか、豊富な受注残高と工場の高稼働に伴う量産効果を背景に、石英部材の販売を大きく伸ばした。株価は14日に1999年11月以来、約21年2ヵ月ぶりの高値となる3万4800円をつけている。

 選出リストには、第1弾に続いて新型コロナウイルスの感染拡大を機に拡大した需要を取り込んだ企業が多く入った。そのほかに目を向けると、14位のsantec <6777> [JQ]は光測定器関連事業で波長可変光源の販売が伸び、7-9月期(第2四半期)は2四半期連続で業績高変化を遂げた。上期(4-9月)の経常利益は前年同期比2.3倍の10.4億円に拡大し、通期計画の12億円に対する進捗率は86.8%に達しており、業績上振れが期待される。

           ┌─ 経常利益 ─┐ ┌─ 売上高 ─┐ 増収増益 予想
コード 銘柄名    増益率 直近四半期 増収率 直近四半期 連続期数  PER
<3071> ストリーム   10350    209  10.7    6312    2  11.2
<3542> ベガコーポ   1287    416  35.1    4534    2  20.4
<3604> 川本産業     703    466  29.6    7926    3  13.8
<6445> 蛇の目      647    1293  17.1   10735    2   6.3
<3674> オークファン   538    204  41.3    2789    2  28.5
<6291> エアーテック   269    498  15.2    3367    2  19.8
<6579> ログリー     229     56  70.3    1071    2  88.4
<3793> ドリコム     194    423  28.9    2881    2   -
<6082> ライドオンE   177    676  22.3    6067    2  16.1
<8144> 電響社      166    434  12.4   14245    2   9.9

<7070> SIHD    98.0    200  11.1    2263    2   -
<4304> Eストアー   93.1    307   113    2546    2  47.2
<3698> CRI     87.1    262  75.9    883    2  33.3
<6777> santec  86.0    424  30.6    1989    2  25.9
<4446> リンクユー   83.1    108  33.8    368    2  57.2
<5217> テクノクオツ  76.0    653  45.2    3175    2  16.5
<3683> サイバーリン  37.8    248  23.4    3093    3  37.0
<7865> ピープル    29.9    200  13.7    1276    2  24.6
<3969> エイトレッド  20.7    198  11.2    476    2  44.4

※売上高、経常利益の単位は百万円。増益率、増収率は前年同期に比べた増加率、単位は%。連続期数は四半期ベースの連続回数。

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