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和島英樹の「明日の好悪材料Next」~第18回

バイオの有望薬、ホームセンターの業績増額やM&Aなど話題豊富
和島英樹和島英樹(Hideki Wajima)
株式ジャーナリスト
日本勧業角丸証券(現みずほ証券)入社。株式新聞社(現モーニングスター)記者を経て、2000年にラジオNIKKEIに入社。東証・記者クラブキャップ、解説委員などを歴任。現在、レギュラー出演している番組に、ラジオNIKKEI「マーケットプレス」、日経CNBC「デイリーフォーカス」毎週水曜日がある。日本テクニカルアナリスト協会評議委員。国際認定テクニカルアナリスト連盟認定テクニカルアナリスト(CFTe)。

【今回チェックした「明日の好悪材料」記事一覧】
9月18日分
9月23日分
9月24日分
9月18~24日は4連休を挟み営業日数が少なかったが、バイオではバイオシミラー、希少疾病用医薬品の有望薬に関する話題、ホームセンターの業績好調や買収観測など材料はそれなりに多い週であった。事業承継や電力システム、コネクター企業の業績増額などは、他銘柄への連想も働くところか。
9月18日分 ストライク<6196>
■好悪材料~前期経常を33%上方修正・最高益予想を上乗せ、配当も6.5円増額
中小企業の事業承継案件のM&A(合併・買収)仲介会社。譲渡先、買収先の双方から仲介報酬を得るビジネスモデル。譲渡企業の多くが後継者不足での事業承継案件とみられる。
2020年8月期の業績を上方修正し、売上高は前回予想を6億4100万円上回る69億1600万円(前期比36.2%増)、営業利益は7億4400万円増額の29億8100万円(同58.0%増)となった。期末配当は従来予想の6円50銭増配の24円(前期比9円50銭の増配)とする。
■『株探』で確認できるストライクの業績予想の修正と今期業績予想
【タイトル】
会社の発表資料によれば「M&A市場が順調に推移する中で案件成約組数が134組と当初計画の143組を下回ったものの、大型案件(報酬総額が1億円以上となる案件)の成約が16組と当初計画の4組を大きく上回った」ことが増収に寄与した。
損益では対面セミナー中止による広告宣伝費の減少が貢献している。
類似企業は、日本M&Aセンター<2127>、M&Aキャピタルパートナーズ<6080>、名南M&A<7076>、GCA<2174>など。
9月18日分 DCMホールディングス<3050>
■好悪材料~上期経常を72%上方修正・9期ぶり最高益、通期も増額。また、島忠<8184>に対してTOB(株式公開買い付け)を実施し、傘下に収めると複数メディアが報道。会社側は「これは当社の発表に基づくものではありません」とコメント
ホームセンター業界首位。傘下に北海道のホーマック、中京のカーマ、四国のダイキなどを持ち、同業のケーヨー<8168>の筆頭株主で、持分法適用関連会社。
2021年2月期の業績を上方修正し、売上高は前回予想を239億円上回る4620億円(前期比5.6%増)、営業利益は91億円上乗せの301億円(同44.4%増)となる見通し。
■『株探』プレミアムで確認できるDCMホールディングスの四半期業績の成長性推移
【タイトル】
第2四半期累計期間について、新型コロナ感染拡大による「巣ごもり需要や在宅勤務の拡大など生活様式の変化に伴い、園芸用品、DIY用品などを中心に売上高が好調に推移した」(会社発表資料)。
季節商品も猛暑の影響で順調。会社側では上期の増額分を通期に上乗せし、下期予想は従来予想を据え置き。先行きの不透明感などが理由。
同業ではコメリ<8218>、コーナン商事<7516>、ナフコ<2790>、ジョイフル本田<3191>など。
業界再編について、先にアークランドサカモト<9842>がLIXILビバ<3564>をTOB(株式公開買い付け)により完全子会社化することを発表している。コロナ禍の影響を緩和するため、今後も収益基盤を強化する動きが加速する可能性もある。
9月18日分 ジーンテクノサイエンス<4584>
■好悪材料~千寿製薬との眼科治療領域のバイオ後続品(バイオシミラー)の国内医薬品製造販売承認を申請
 
北大発の創薬ベンチャー。がん、免疫、バイオシミラーが軸。親会社は精密機器メーカー、ノーリツ鋼機<7744>のグループ企業。
2016年5月から千寿製薬(大阪市・吉田周平社長)との共同事業化契約を締結し開発を進めている眼科治療領域のバイオシミラー(開発コードGBS-007)について、千寿製薬が厚生労働省に製造販売承認申請を行った。
GBS-007は、加齢黄斑変性治療薬である抗VEGF抗体薬(商品名:ルセンティス)のバイオシミラー。
バイオシミラーとはバイオ技術系由来の特許切れに伴って投入されるジェネリック(後発)医薬品の一種。また加齢黄斑変性は加齢により網膜の中心部の黄斑に障害が生じて、見ようとするものが見にくくなる病気。
ジーンテクノが手掛けるバイオシミラーは、一般的な低分子薬品のジェネリック品と違って、先発薬と構造が完全には一致しない。開発が困難なため、普及が進んでいないのが現状。
その分、バイオシミラーの技術を有する企業は、差別化で成長できる余地が大きい。
バイオシミラーで注目されている企業は、キッセイ薬品工業<4547>とJCRファーマ<4552>のグループ、日本化薬<4272>、協和発酵キリン<4151>と富士フイルムホールディングス<4901>のグループなどがある。
※当該情報は、一般情報の提供を目的としたものであり、有価証券その他の金融商品に関する助言または推奨を行うものではありません。


 

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