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3557 U&C

東証G
1,110円
前日比
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時価総額 44.5億円
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U&C Research Memo(6):2018年2月期第2四半期は出店加速狙うも未達成


■業績動向

1. 2018年2月期第2四半期の業績動向
ユナイテッド&コレクティブ<3557>の2018年2月期第2四半期の業績は売上高3,106百万円(前年同期比14.6%増)、営業利益115百万円(同12.0%減)、経常利益98百万円(同20.1%減)、四半期純利益61百万円(同9.0%減)と増収減益となった。既存店増収率は0.5%増、出店は8、閉店は0、粗利率は72.4%だった。既存店はドミナント出店によるブランド認知が高まるなか、価格を見直したことで客単価が前年同期比で4.0%減ったが、人気のバロメーターと言われる客数は前年同期比で4.7%増えた。加えて、前期に出店した10店と今第2四半期に出店した8店の増収効果も大きく寄与した。

一方、6月の酒税法改正(値上げ)と鶏肉や米など主要食材の価格高騰の影響で原価が急増、新店開業費や店舗修繕費、生産性向上のための各種先行費用も重なり、減益となった。逆に計画比では、既存店は好調に推移したが出店が計画より遅れたため、売上高で92百万円の未達となった。しかし、出店が遅れたことで新店開業費が後ずれしたこと、本部コストを圧縮できたことにより、営業利益で38百万円、経常利益で34百万円、四半期純利益で25百万円の超過達成となった。

てけてけの上期の取り組みは、生ビール(ザ・モルツ生)199円、ハイボール180円などドリンクを中心に戦略的な値下げを実施したことである。これにより、既存店のディナー客数が前年同期比10.1%増加し、既存店のディナー売上は同1.5%増となった。また、繁枡で有名な(株)高橋商店とコラボレーションした酒粕から蒸留した大吟醸香のする焼酎ハイボール「ギンギンハイボール」や、4軒の酒蔵と提携し「てけてけ」の料理に合うように選び抜いたこだわりのオリジナル日本酒を新規に投入し、好評を博した。

生産性の向上を目指してタブレットオーダー端末を全店に導入した。オーダー業務がなくなることで店頭人件費の効率化、メニュー改定における工程数削減による本社生産性の向上が期待される。「the 3rd Burger」では、定期的に期間限定の季節メニューを導入して来店頻度の向上を図る一方、2月にアルコール各種を190円~、8月にセットドリンクを+30円でアルコールに変更できるなど、アルコール各種の値下げを実施した。この結果、客数が落ち込むディナータイムのちょい飲み需要を喚起することができ、既存店ディナー客数は前年同期比6.2%増加した。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 宮田仁光)

《HN》

 提供:フィスコ

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