住江織物が一時１０％安、１７年５月期営業利益を下方修正

　住江織物<3501>が５日続落し、一時前週末比１０．４％安まで売られている。１４日の取引終了後、１７年５月期の連結業績予想の修正を発表。営業利益を１５億４０００万円から１０億円（前期比６０．８％減）へ、最終利益を７億４０００万円から１億５０００万円（同３８．９％減）へ下方修正したことが嫌気されている。なお、売上高は９５４億円（同２．２％減）で据え置いた。

　インテリア事業の一般家庭向け商品で、個人消費の低迷から売り上げ・利益ともに伸び悩んでいるという。また、自動車・車両内装事業では米子会社の収支改善へ向けた取り組みが遅れたことに加え、グループ全体で不適切会計の再発防止に向けた対策費用などの増加が利益を圧迫するためとしている。

　あわせて発表した第３四半期累計の連結決算は売上高７１０億６８００万円（前年同期比２．３％減）、営業利益３億６５００万円（同８０．０％減）、最終損益１億１３００万円の赤字（前年同期１０億１９００万円の黒字）だった。

出所：株経ONLINE（株式会社みんかぶ）