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G20大阪サミットで「ESG投資」急浮上へ、活躍妙味膨らむ8銘柄 <株探トップ特集>


―議長国の日本が温暖化対策先導、脱プラなど環境関連や女性進出で“なでしこ銘柄”などに照準―

 今夏に向けて、株式市場で「ESG投資」が高い関心を集めそうだ。環境破壊による地球温暖化は、異常気象や巨大台風などがリスクをもたらすとの認識が高まる一方、環境投資が新たな成長を呼び込むとの期待も膨らんでいる。こうしたなか、ESG投資は世界的な一大潮流となっている。とりわけ、6月には20ヵ国・地域(G20)首脳会議が大阪で開催される。ここでは温暖化対策など環境問題が重要議題として浮上しそうだ。

●欧米ではESGの比率5割、日本でもGPIFの参入で急速に普及へ

 「ESG」とは環境(Environment)、社会(Social)、企業統治(Governance)の頭文字を取ったもの。地球環境や人権への対応、法令順守などを重視し、海外では欧州などの機関投資家を中心に急速に普及しており、国際団体のGSIA(Global Sustainable Investment Alliance)によると18年初めの運用残高は約31兆ドル(約3440兆円)に達している。ESG投資が全運用資産残高に占める比率は、特にヨーロッパでの比率は5割前後だが、日本は18%程度。ただ、年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)がESG投資に乗り出すなか、今後の急速な普及が予想されている。

●「ダイベストメント」で石炭、石油、電力株には売り圧力も

 世界的に急拡大するESG投資の資金が、日本の株式市場に直接的なインパクトを与える場面も増えている。例えば、ノルウェー政府年金基金は今年3月に石油・ガス関連株の一部を投資先から外すことを明らかにした。これは、原油価格の変動リスクを低減することに加え、気候変動リスクにも対応する動きと捉えられている。このESG投資による二酸化炭素を多く出す産業から投資を引き揚げる「ダイベストメント」の動きは、石油や石炭、電力などの銘柄にとっては、株価面での脅威となっている。その一方、事業で用いる電力を100%再生可能エネルギーで調達することを目標とする「RE100」などの動きは前向きに評価されている。実際、GPIFは炭素排出量が少ない企業で構成する「環境株式指数」への投資を進めている。

●「女性の社会参加」や「健康的な生活」も投資の重要要素に

 こうしたなか、6月28~29日にはG20首脳会議が大阪市で開催される。日本は議長国となるが、G20では「持続可能な開発目標(SDGs)」の改訂などが主な議題の一つとなるとみられる。SDGsが浮上するなか、「温室効果ガスの削減」など環境対策に加え、「海洋プラスチックごみ対策」や「女性の社会参加」「健康的な生活の確保」など幅広いESG投資が注目されそうだ。脱プラなど環境銘柄に加え女性の活躍推進に優れた「なでしこ銘柄」や従業員の健康管理に戦略的に取り組んでいる「健康経営銘柄」なども一段と関心を集めるとみられる。以下、ESGの観点から活躍が期待される8銘柄を取り上げる。

 ◎住友林業 <1911> ~昨年9月にグリーンボンド原則に即した世界初の転換社債 (CB)型新株予約権付社債(グリーンCB)を発行。同CBは環境関連に資金使途を限っており、ニュージーランドの山林資産の取得に向けられている。

 ◎スリープログループ <2375> [東証2]~ITを中心に営業支援などを展開。18年度「なでしこ銘柄」。柔軟な働き方や子育てを支援する取り組みを実施。SDGs推進委員会で働きやすさを重視した就業規則に改定。

 ◎ケイアイスター不動産 <3465> ~埼玉地盤で分譲住宅が主力。18年度の「なでしこ銘柄」に選定。同社初となった女性取締役の存在が社内の女性社員の意識を改革。社内外で働く女性を応援するコミュニティー「ふどうさん女子」も設立。

 ◎カネカ <4118> ~同社のポリエステル系生分解性プラスチック「カネカ生分解性ポリマーPHBH」は国際的な認証機関から「海水中で生分解する」との認証を受けており、海洋プラスチックごみ対策関連として注目されている。

 ◎エンビプロ・ホールディングス <5698> ~昨年7月に「RE100」にリサイクル業界から世界で初めて参加し注目を集める。

 ◎藤森工業 <7917> ~樹脂包装材大手。日用品の包装材は世界的な廃プラスチック問題から詰め替え用パックの需要拡大で恩恵が見込まれている。

 ◎フジ住宅 <8860> ~大阪地盤の住宅会社。健康宣言を明文化し、社員の声を月に一度文書で集め、健康課題の的確な把握に活用している。経営トップが積極関与し健康経営を推進している。

 ◎KSK <9687> [JQ]~独立系ソフトウェア会社。18年度の「健康経営銘柄」に選定。「全社禁煙宣言」を行い15年度以降は喫煙者ゼロ人に。メンタルヘルス不調予防につながる「スマイルカード制度」を導入。

※編集部注:ESG投資の運用額などを最新のデータに基づく記述に変更し、データの出所を記載いたしました。(4月5日)

株探ニュース

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