★本日の【イチオシ決算】 安永、ファーマＦ、ＣＲＥ (7月19日)

１）本日（7月19日）引け後に発表された決算・業績修正

　● イチオシ決算

【安永 <7271> 】　★上期経常を2.8倍上方修正、通期も増額
　◆18年3月期上期(4-9月)の連結経常利益を従来予想の2.8億円→7.7億円に2.8倍上方修正。自動車用エンジン部品や機械装置の販売が想定より伸びることが寄与。売上構成の良化や原価低減の進展なども上振れに貢献する。
　　上期業績の好調に伴い、通期の連結経常利益も従来予想の5.7億円→10億円に75.4％上方修正。減益率が49.3％減→11.1％減に縮小する見通しとなった。

　● サプライズな決算発表・業績修正

　ファーマＦ <2929> [東証２]　　★今期経常を57％上方修正
　◆17年7月期の連結経常利益を従来予想の9000万円→1億4100万円に56.7％上方修正。増益率が3.8倍→5.9倍に拡大する見通しとなった。通信販売事業でサプリメントや化粧品の販売が伸びるほか、効率的な広告宣伝費の投入が寄与する。昨年11月に買収したテレビ通販を展開するフューチャーラボとの相乗効果も上振れの要因となる。

　コーセーＲＥ <3246> [東証２]　　★上期最高益予想を54％上乗せ
　◆18年1月期上期(2-7月)の連結経常利益を従来予想の8.9億円→13.7億円に53.9％上方修正。増益率が3.4倍→5.3倍に拡大し、従来の3期ぶりの上期の過去最高益予想をさらに上乗せした。資産運用型マンションの販売・引き渡しが計画より早く進んだことが収益を押し上げた。ファミリーマンション販売の広告宣伝費が想定を下回ったことも上振れに貢献した。

　シーアールイー <3458> 　　★今期最高益予想を16％上乗せ
　◆17年7月期の連結経常利益を従来予想の41.4億円→48億円に15.9％上方修正。増益率が0.4％増→16.4％増に拡大し、従来の2期連続での過去最高益予想をさらに上乗せした。
　　予定していた茨城県の物流施設の売却が来期以降にずれ込むものの、売却が決まった埼玉県にある物流施設3物件の利益率が計画を大幅に上回ることが利益上振れの要因。好調な物流不動産投資市場に加え、土壌浄化コストの適正化などで開発費用が想定を下回る見込みとなった。
　　予想PERが7.7倍→5.7倍に低下し、割安感がさらに強まった。

２）7月20日の決算発表銘柄（予定）　★は注目決算
　■取引時間中の発表
　　◆第1四半期決算：
　　　<5933> アルインコ

　■引け後発表
　　◆第1四半期決算：
　　　<2397> ＤＮＡチップ [東２]
　　　<5609> 日鋳造 [東２]
　　　<6506> 安川電　　　　　　　　★
　　合計4社


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