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証券取引所が指定する制度信用銘柄のうち、買建(信用買い)と売建(信用売り)の両方ができる銘柄
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3445 RSテクノ

東証P
2,643円
前日比
-49
-1.82%
PTS
2,631.9円
12:48 03/19
業績
単位
100株
PER PBR 利回り 信用倍率
9.2 1.24 65.69
時価総額 697億円
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【社長に訊く】RSテクノロジーズ 方永義社長(2/2)


※このコンテンツはFISCOアプリ・FISCOウェブで先行配信したものです。

上場企業の経営者に迫る!「花田浩菜の“社長インタビュー”」
~RSテクノロジーズ 方永義社長(後半)~

皆さん、こんにちは!
フィスコリサーチレポーターの花田浩菜です。
前回に引き続き、株式会社 RS Technologies<3445>代表取締役、方 永義社長に業績や今後の成長戦略について伺いたいと思います!

花田:では、足元と今後の業績についてお聞かせ頂けますか?

方:2015年12月期の決算は売上高増、経常利益減の増収減益、という状況を予想しています。この理由としましては、国内工場への大型の設備投資として約52億円、そして海外・台湾に工場の新設の為に約30億円、計80億程の大型投資をしたためです。

ただし、この設備投資により、台湾工場稼働に伴い新たに月間10万枚の生産が可能となる予定です。生産力を高めて供給不足への対応が見込める事で、2016年12月期以降には増収増益を見込んでおります。

花田:その中で現在取り組んでいる、具体的な成長戦略についてもお聞かせください!

方:はい、まずはこの今の業界の足元を固めつつ、毎年4%ずつ増加している半導体マーケットへの需要を新たに取り込んでいく予定です。

また、中国の半導体マーケットへの参入も成長戦略の1つです。GDP世界2位を誇る中国では同マーケットの売上規模は非常に大きいものとなっています。しかし、自国による半導体生産量は20%弱にしか及んでいません。そこで、半導体マーケットに国の政策として約2兆元の大々的な発展計画を打ち出しています。
しかし、再生ウェーハは技術力や設備も必要となってくるため、隣国である日本から技術や設備がまかなわれると考えております。私自身、現在は日本国籍ですが中国出身で中国の大手企業とのビジネス関係もあるため、この中国半導体マーケットへの参入が可能となれば非常に大きなものとなると考えています。

今の足元をしっかりと固めつつ、再生市場での当社のシェア拡大しながら、新たに自社ブランドの開発にも力を入れていきます。

現在、時価総額は100億円規模ですが、世界経済の成長と共に増加させ、将来的には1,000億円規模を目指しています。

花田:ありがとうございます!では、最後に投資家へのメッセージをお願いします。

方:はい。私は日々投資家の方への利益還元をすべく毎日業務に励んでいます。また、もともとの永輝商事をはじめ、現在までにお客様のビジネスの進化を支援しながら4社程、事業再生もして参りました。

R.S Technologies<3445>の目線で言えば、「いい技術を持っているのに売れない」、「マーケットが無い」という会社は多くあります。しかし、私自身が中国の出身者として、日本のものつくりの技術は世界にもっと上手くマッチング出来ると考えています。なので、将来的により多くの企業とタイアップし、日本のものつくりを世界に発信して参りたい、と考えています。

そして利益につきましても、現在は内部留保優先ですが、ベストな時期を考慮しつつ、なるべく早い時期の配当を目指していきます。

花田:方社長、有り難う御座いました!


★インタビューを終えて★
今まで「シリコンウェーハ」という言葉自体に馴染みが無かった私ですが、インタビューをさせて頂き、身の回りを考えてみると毎日使う携帯、テレビ、カメラ、車・・・本当に様々なところでシリコンウェーハは使われており、無くてはならないものである事に驚きました。そのシリコンウェーハ自体の再生事業はコストも新品よりも安く済むため、世界でますます発展が期待出来る分野であり「シェアNo.1である再生ウェーハの会社」ということで同社にもますます成長が期待されていきそうですね。今後の動きにも注目していきたいです。


それでは最後までお読み頂き、有り難う御座いました!

《SF》

 提供:フィスコ

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