サンコーテクノ--- 四半期ごとに減益率が縮小、底打ち局面は近いか
サンコーテクノ<3435>は2月10日、2016年3月期第3四半期(15年4月-15年12月)決算を発表。売上高は前年同期比5.8%減の122.87億円、営業利益は同18.7%減の8.92億円、経常利益は同20.2%減の8.51億円、四半期純利益は同19.8%減の5.49億円だった。
ファスニング事業は、公共事業の需要が減少したほか、太陽光関連市場の縮小による影響を受けた。機能材事業は、電子基板関連やアルコール測定器の販売が好調に推移した一方、FRPシート関連の販売が減少した。
16年3月期通期については、売上高が前期比0.8%減の177.00億円、営業利益が同4.7%減の14.40億円、経常利益が同7.2%減の14.00億円、純利益が同18.3%減の9.10億円としている。従来予想は据え置きとしている。
四半期ベースの営業利益は、4-6月期が1.57億円で前年同期比35.9%減益、7-9月期が3.83億円で同17.6%減益、10-12月期が3.52億円で同9.3%減益。期を追うごとに減益率は縮小してきており、底打ちのタイミングは接近しているといえよう。
《SF》
提供:フィスコ