サンコーテクノ Research Memo(8):16年3月期は売上高5.4%成長、営業利益7.2%増を見込む
■業績動向
(2) 2016年3月期見通し
サンコーテクノ<3435>の2016年3月期は売上高18,800百万円(前期比5.4%増)、営業利益1,620百万円(同7.2%増)、経常利益1,600百万円(同6.0%増)、当期利益1,075百万円(同3.5%減)を予想している。
2016年3月期は新中期経営計画の初年度にあたり、そこで掲げた売上高の年平均成長率5%以上、営業利益率8.0%以上という目標はクリアする計画となっている。ROAについても、その定義を総資産経常利益率とするならば、会社予想が達成された場合、弊社の試算では10.1%と、新中期経営計画の目標値をクリアすることが見込まれる。
今期からセグメントの区分けを変更した。主力はファスニング事業であるが、こちらは安定成長商品であり、売上高4.5%増収、営業利益2.9%増益を計画している。成長期待が大きいのは機能材事業で、売上高7.8%増収、営業利益21.0%増益を計画している。機能材事業のけん引役として、ファスニング工事で使用する電動油圧工具類、新型アルコールチェッカー、FRPシート等の増収が期待されている。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 浅川 裕之)
《HN》
提供:フィスコ