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3435 サンコーテクノ

東証S
1,440円
前日比
+2
+0.14%
PTS
-円
業績
単位
100株
PER PBR 利回り 信用倍率
6.9 0.67 2.29
時価総額 126億円
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決算発表予定日

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サンコーテクノ Research Memo(1):事業環境の追い風を背に、新中期経営計画で一段の収益拡大を目指す


サンコーテクノ<3435>はコンクリート面に器具や設備を固定する際に使用される「あと施工アンカー」を中心とした建設用ファスニング製品メーカーだ。また、あと施工アンカーの市場で約40%の市場シェアを有するトップ企業だ。工事で使うドリル等の各種工具類の製造のほか、太陽光関連商材、各種測定器、電子基板なども手掛けている。

同社の2015年3月期は、売上高、経常利益、当期利益で過去最高を更新して着地した。主力のファスニング製品と電動油圧工具などの周辺機器は、旺盛な建築(新築及びリニューアル)需要の恩恵を受けて堅調に推移した。また、太陽光発電設備関連の工事・材料販売においても、メガソーラーから小規模発電設備へと、いち早くターゲットを切り替え、営業したことで、大幅増収を果たした。

同社は2015年3月期までの5ヶ年中期経営計画「PLAN 2015」に取り組んできたが、そこで掲げられた定性・定量的目標はほぼ完遂された。2016年3月期からは新中期経営計画「S.T.G VISION 2020」を策定して、さらなる体質強化と収益成長に取り組んでいる。計数目標の詳細はまだ発表されていないが、前中期経営計画で取り組んできたことに一段と磨きをかけることに加え、他社との業務提携や、新しい需要分野の開拓などに、これまで以上に積極的に取り組む方針であることが印象的だ。

株主還元も強化された。2015年3月期は配当のベースを引き上げて普通配当15円としたほか、2016年3月期予想については3円増配の18円としている。また同社は、個人株主を重要視するスタンスを明確にアピールするために、2つの施策を行った。1つは株式分割で、個人投資家の最低投資金額を引き下げ、投資しやすい環境を整えた。もう1つは株主優待制度で、小規模保有の個人投資家にとって魅力がある制度設計とした。

■Check Point
・15年3月期は売上高、経常利益、当期純利益で過去最高を更新
・16年3月期は売上高5.4%成長、営業利益7.2%増を見込む
・株主優待制度を導入、16年3月期は3円増配予想

(執筆:フィスコ客員アナリスト 浅川 裕之)

《HN》

 提供:フィスコ

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