ピクスタ Research Memo(8):中長期の成長のための投資を優先し無配を継続
■株主還元
ピクスタ<3416>は、株主に対する利益還元は重要な経営課題であると認識しているが、2018年12月期についても引き続き無配を決定した。2018年12月期は成長のための先行投資の期間という位置付けであり、無配継続は妥当な判断と考えている。
弊社では、同社の国内外でのPIXTA事業や各種新規事業の成長ポテンシャルの高さに照らせば、配当するよりも本業に投資することが、終局的には株主リターンの最大化につながると考えている。
■情報セキュリティへの対策について
サイトの安全性向上とセキュリティポリシー策定の取り組みについて
同社は写真・イラスト・動画等のマーケットプレイス運営企業として、各種サイバー攻撃による脅威からそれら販売素材・顧客情報等の資産を守る取り組みを行っている。また、重要な情報資産の取扱や情報セキュリティに関わる法令、規制、規範等への対応を規定したセキュリティポリシーの策定のほか、社員に対し情報セキュリティの維持と改善のために必要とされる知識と技術の向上を図っている。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 浅川裕之)
《HN》
提供:フィスコ