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3416 ピクスタ

東証G
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ピクスタ Research Memo(10):撮影件数が急増。フォトグラファー数とサービス地域の拡大で更なる拡大を目指す


■ピクスタ<3416>の中長期の成長戦略と進捗状況

4. fotowa事業の進捗状況
fotowa事業は2016年2月にサービスが開始され、2017年12月期は12ヶ月のフル寄与となった。撮影件数4,772件と前期比約7倍に急増した。『fotowa』の最大の需要期は11月の七五三シーズンであり、2017年11月は月間撮影件数が1,800件を突破した。

『fotowa』が順調な拡大を見せている背景には、登録フォトグラファー数に増加とサービス地域の拡大がある。登録フォトグラファー数は2017年末までに500人を突破し、またサービス地域は、2017年12月期第4四半期に広島県と熊本県が加わり、足元では全国22都府県に拡大している。

2017年12月期はまた、『fotowa』の認知度向上に向けてWebマーケティングを強化した。これは同社がこの2年間で取り組む先行投資の重要な一部だ。

前述の“成長の方程式”に置き換えると、2017年12月期はコンテンツに相当する登録フォトグラファー数を拡大させたほか、トラフィックすなわち集客のために広告宣伝を強化した。また、UI・UXに相当する、サービス地域拡大も順調に進捗し、全般的に順調に事業が拡大できた1年であったと評価できる。

2018年12月期は、前期の施策の効果と、新年度の追加的施策とにより、撮影件数を15,000件に引き上げることを目標に掲げている。この達成に向けて同社は、サービス提供地域をほぼ全都道府県にまで拡大するほか、登録フォトグラファー数も1,000人程度まで増大させることを計画している。トラフィックについては、Webマーケティング強化に加え、外部との提携やイベント開催など、間口を拡大して認知度向上と集客拡大に取り組む方針だ。

弊社では、従前からfotowa事業の潜在的成長性を高く評価してきたが、2017年12月期の成長率をみて、一段と確信度を深めた。その理由を端的に言えば、写真館撮影に対する消費者の不満(料金、画像データの不交付など)に対するソリューションを提供できていることだ。現状の『fotowa』ではプリントが消費者任せになっている。この部分は今後の課題であると同時に、やりようによっては新たなセールスポイントや収益機会を作るチャンスでもあると考えている。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 浅川 裕之)

《HN》

 提供:フィスコ

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