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3416 ピクスタ

東証G
861円
前日比
-19
-2.16%
PTS
-円
業績
単位
100株
PER PBR 利回り 信用倍率
7.2 1.74
時価総額 19.8億円
比較される銘柄
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パレモ・HD, 
白鳩
決算発表予定日

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ピクスタ Research Memo(12):『クリエイティブプラットフォーム』構想について


■中長期の成長戦略と進捗状況

6. 長期成長戦略『クリエイティブプラットフォーム』構想
ピクスタ<3416>は今第2四半期決算に際し、長期的な将来構想と新たな理念・ビジョンを初めて明らかにした。企業として『感動を創造する』ことが自社の存在価値であるとし、自社の立場を『クリエイティブプラットフォーム』としている。これは現在同社が行っているPIXTA事業やfotowa事業で蓄積したノウハウを他の分野にも適用し、埋もれた才能と需要を見出し、両者をマッチングさせ、質の向上と仕組みの確立を図りながら事業として成長させていくことを意図している。

具体的には、『PIXTA』で取り扱う写真やイラストを、テキストや音楽、アートなどに拡大し、それらへの需要を掘り起こして事業化することをイメージしている。同社では同社主宰のクリエイティブプラットフォームにおける取扱高の総額として20年後に数千億円規模を目指す構想を掲げている。

今回明らかにされたのは、まさに長期構想であり、事業展開の具体的な在り方や収益規模等の数値的な面は不透明なままだ。それでも今回、このような長期構想を表明したことはいくつかの点で大きな意義があると弊社では考えている。1つは同社が短期的な収益を犠牲にして成長投資を断行中であることだ。減益決算と無配継続を甘受している株主にとって、こうした長期ビジョンは大きな励ましとなると考えらえる。また、同社の事業領域が“写真”とその周辺にとどまらないということが示された点も意義があると言える。アートや演技、テキストなど具体的な領域が示されたことで、具体的な事業モデルは不透明ながらも同社の事業領域が拡大するというイメージや期待感を持てるようになったことは事実だ。これらの新領域が具体化するにはまだ時間を要するが、2019年12月期に投資回収が順調に進めば同社のリスク許容度が高まり、これら新領域への進出の動きも加速してくると弊社ではみている。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 浅川 裕之)

《TN》

 提供:フィスコ

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