貸借
証券取引所が指定する制度信用銘柄のうち、買建(信用買い)と売建(信用売り)の両方ができる銘柄
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3415 TOKYO BASE

東証P
274円
前日比
-2
-0.72%
PTS
-円
業績
単位
100株
PER PBR 利回り 信用倍率
15.7 2.14 1.82 6.70
時価総額 118億円
比較される銘柄
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【北浜流一郎のズバリ株先見!】 ─ スロー投資で勝利の時を待つ!


●森友問題に身構える市場、対処法は2つ

 実に残念なことに森友学園問題が東京市場に重くのしかかったままだ。市場が恐れるのは、森友学園への国有地売却に首相が関わっていたかどうか。

 どんなに間違っても首相の関与はない、こう信じたいところながら、そうもいかない懸念が生じている。安倍昭江夫人の関与疑惑だ。これまた信じられないことではあるものの、いまは何が起きても不思議ではない時代である。今後関与が明らかになることへの懸念が拭い切れないのが実際だ。これでは思い切った投資はできない。

 幸い週末の24日は日経平均株価は上昇してくれたものの、今後「森友学園問題」がさらに深堀りされるようなら、積極投資は控えざるを得ない。

 ただ、「森友学園問題」では、昭江夫人が100万円を寄付したかどうかというようなことは、株式投資の観点からは特に問題ではない。大事なのは、国有地の販売に首相が関与したかどうか。この一点であり、それが完全に否定されるならば、市場は正常軌道に戻ると見てよい。

 基本的には、いまはそれを待たされているところ。こんな認識でいればよい。このような状況への対処法は、2つある。

 (1)状況の好転を待つ。その間じっとしている。

 (2)市場が悲観的になり、多くの銘柄が大きく下げたら買い向かう。

 慎重策はもちろん「(1)」だが、後日振り返った時に成功している確率が高くなるのは「(2)」になる。

●積極策を取れぬなら、急がず銘柄を吟味

 しかし、全般の状況が厳しく、個別の銘柄も下げているのだから、そこで投資するにはかなりの勇気を必要とする。それがあるかどうか。あれば「(2)」でよいのだが、それがない場合は「(1)」でも十分だ。

 中長期投資なら、いまは急反発する確率が低い局面であるため、急いで投資しなくてもよいからだ。つまり、スロー投資で十分利益を得られる状況。こう見てよく、次のような銘柄に注目したい。

 すでにご紹介したことのある銘柄も入っているが、押し目を入れていると見られるため再度取り上げておきたい。

 その筆頭は、シャープ <6753> [東証2]だ。3月17日に445円の高値をつけたあと、さすがに利食いに押され401円まで下げた。400円を割り込むこともないではないが、この辺りで投資しておけば大損はないと見る。

 工場生産ラインへの人材派遣や請け負いに強いアウトソシン <2427> 、チョコや同原料の販売が好調な不二製油グループ本社 <2607> 、やや時間がかかるだろうがカゴメ <2811> も3000円手前ならリスクは小さい。

 私の好きな銘柄の一つであるTOKYO BASE <3415> [東証M]も2ヵ月近く調整が続いてしまったが、今後は真価が見直される気配ありだ。

 電子制御の横編み機で世界首位の島精機製作所 <6222> も高値保ち合い状態にあり、4200円前後は見逃さないようにしたい。

 最後は新興銘柄の平田機工 <6258> [JQ]だ。有機EL関連株として魅力的だ。

2017年3月24日 記

株探ニュース

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