サカイオーベが大幅続伸、１７年３月期最終利益・配当予想を上方修正

　サカイオーベックス<3408>が大幅続伸。前週末１０日の取引終了後、１７年３月期の連結業績予想について、営業利益は従来予想の１６億円（同７．４％増）を据え置いたものの、純利益を１７億円から２０億円（前期比２０．３％増）へ上方修正し、さらに期末一括配当を従来予想の３５円から４５円に増額したことが好感されている。第３四半期業績で投資有価証券売却益３億９１００万円を計上したことが寄与する見通しだ。

　同時に発表した第３四半期累計（１６年４～１２月）決算は、売上高１９０億２１００万円（前年同期比２．３％減）、営業利益１２億８５００万円（同９．５％増）、純利益１７億３００万円（同２０．０％増）だった。染色加工事業、繊維販売事業とも不振で減収に終わたものの、エネルギー費が減少傾向にあることや、製造原価低減活動などが奏功し、営業増益を確保することができたという。

　また、発行済み株式数の２．９３％に当たる２０万株の自社株を３月１日付で消却するとあわせて発表しており、需給面への好影響を期待した買いも入っているようだ。

出所：株経ONLINE（株式会社みんかぶ）