欧州系化学セクター見通し、市況下落は10~12月期決算で悪材料、1~3月期には原料安恩恵が顕在化
欧州大手証券の化学セクターのリポートでは、「日本の石化産業は円安、原油安による相対的なコスト競争力の向上と不採算設備の閉鎖による固定費削減の自助努力、車載用など高付加価値品へのシフトにより、当面底堅い利益を確保できる」と指摘。それでも、株価が反転するには「石化市況の本格的な反転が必要」との見方で、原油価格下落による市況の先安観やアジア圏での定期修理の動向を踏まえると、「市況の反転は春節前後までずれ込む可能性がある」と解説。業績視点では、「足元の市況下落は10~12月期の決算で悪材料となり、1~3月期には原料安恩恵が顕在化する」と想定。
個別では、ディフェンシブな旭化成<3407>をトップピックに、市況反転時の妙味が大きそうな住友化学<4005>も推奨している。
《MK》
株探ニュース
個別では、ディフェンシブな旭化成<3407>をトップピックに、市況反転時の妙味が大きそうな住友化学<4005>も推奨している。
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