フェリシモ <
3396> が10月4日大引け後(17:50)に業績修正を発表。17年2月期の連結経常損益を従来予想の5億6800万円の黒字→5000万円の赤字(前期は3億7400万円の黒字)に下方修正し、一転して赤字見通しとなった。
同時に、3-8月期(上期)の連結経常損益も従来予想の1億7700万円の赤字→2億7900万円の赤字(前年同期は4億2100万円の黒字)に下方修正し、赤字幅が拡大する見通しとなった。
株探ニュース
会社側からの【修正の理由】
1.営業外費用(為替差損)の計上について 当社は、当第2四半期(累計)連結期間における円高の進行の影響を受け、保有する米ドル建外貨預金の評価替え等により発生した為替差損223百万円を平成29年2月期第2四半期において営業外費用として計上いたします。(ご参考)前期末レート:1米ドル=113.6円当第2四半期末レート:1米ドル=103.1円2.平成29年2月期
»続く
第2四半期(累計)業績予想の修正(平成28年3月1日~平成28年8月31日) 当社グループの売上高は、15,512百万円と前回発表予想を1,098百万円下回る見通しとなりました。これは主に定期便(コレクション)事業の顧客数が当初予想を下回ったことによるものです。定期便(コレクション)事業では、ファッションアイテムを中心に、デザインを指定いただける新たな販売スタイルへの転換を進めております。このことにより当初の想定より顧客の継続購入率が低下しました。加えて受注メディアのWeb化を進めていることから従来からの新聞広告やダイレクトメールの部数を削減しており、これらの影響で休止顧客からの復活顧客数についても当初見通しを下回りました。 損益面では、値引額が予想を下回ったことと、為替が円高に推移したことで売上総利益率は当初予想を上回りました。売上総利益率が当初予想を上回ったことと、顧客数が計画値を下回ったことにより出荷関連費用とカタログコスト等の広告費が当初の予想を下回ったことで、営業損失は87百万円と前回発表予想から117百万円改善する見通しとなりました。 一方、上記しましたように、円高の進行に伴い、保有する外貨預金の評価替え等による為替差損が発生したことで、経常損失は279百万円と前回発表予想から101百万円増加する見通しとなりました。また、当初の計画では第2四半期に見込んでいた関係会社清算益76百万円の計上が、清算手続きの遅れから下半期に計上する見込みとなりました。これらの結果、親会社株主に帰属する四半期純損失は296百万円と前回発表予想から203百万円増加する見通しであります。3.平成29年2月期通期業績予想の修正(平成28年3月1日~平成29年2月28日) 定期便(コレクション)事業につきましては、ファッションアイテムの新たな販売スタイルの利便性の告知を強化することで、新規顧客及び休止顧客からの復活顧客の獲得について強化拡大していく方針でありますが、当初の想定より継続購入率の低下の影響も見込まれることから、顧客数は第3四半期以降も当初の見込みを下回ると考えております。 新規事業につきましては、ふるさと納税に関連したメディア事業(出版事業)における書籍の販売ならびに広告収入が好調であったことから、下半期対策として、メディア事業に加え、自社の通販ノウハウを活用した通販支援サービス(マーケティング支援・配送支援等)を付加したメディア&ダイレクトマーケティングサポート事業を新たなテーマのもとで追加投入する計画であります。しかしながら、当期より開始し第3四半期以降に拡大を見込んでいた通信教育事業「素材の学校、そ。」や素材の蚤の市として様々な素材をECサイトで販売する「マテリアループ」事業については、当初計画のように受注が拡大しなかったことで第3四半期以降の売上高の見通しを下げております。 こうしたことから、通期の当社グループの売上高は、32,286百万円と前回発表予想を2,864百万円下回る見通しであります。 損益面では、売上高の減少による売上総利益の減少がありましたが、定期便(コレクション)事業の出荷件数が当初計画を下回ることによる出荷関連費用の減少ならびに、下半期の追加対策の利益等を反映した結果、営業利益は109百万円と前回発表予想から405百万円下回る見通しとなりました。経常損益では、上半期に計上しました外貨預金の為替差損の影響から、経常損失は50百万円(当初予想では経常利益568百万円)を見込んでおります。また、第2四半期に予定していた海外子会社の清算により計上を見込んでいました特別利益76百万円は当初前提としていた為替換算レートよりも円高に推移したことにより、特別損失4百万円の計上見込みとなりました。 これらの結果、親会社株主に帰属する当期純損失は185百万円(当初の予想では親会社株主に帰属する当期純利益459百万円)に見通しを修正いたしました。(ご参考)関係会社清算損見込みに関する為替レート平成28年4月8日公表時レート 1人民元=17.4円平成28年10月4日公表時レート 1人民元=15.0円 なお、当社は、平成28年4月8日開催の取締役会において、会社法第165条第3項の規定により読み替えて適用される同法第156条第1項及び当社定款の規定に基づき、自己株式の公開買付けを行うことを決議し、自己株式を取得いたしました。これにより、平成29年2月期の連結業績予想における「1株当たり四半期純利益」及び「1株当たり当期純利益」については、当該自己株式の取得を考慮して記載しております。 ※上記に記載した予想数値は現時点で入手可能な情報に基づき判断した見通しであり、多分に不確定な要素を含んでおります。実際の業績は予想数値と異なる場合があります。
業績予想の修正
決算期 |
売上高 |
営業益 |
経常益 |
最終益 |
修正 1株益 |
修正 1株配 |
発表日 |
旧 16.03-08 |
16,611 |
-205 |
-177 |
-92 |
-13.24 |
0 |
16/04/08 |
新 16.03-08 |
15,512 |
-87 |
-279 |
-296 |
-42.59 |
0 |
16/10/04 |
修正率 |
-6.6 |
赤縮 |
赤拡 |
赤拡 |
赤拡 |
|
(%) |
決算期 |
売上高 |
営業益 |
経常益 |
最終益 |
修正 1株益 |
修正 1株配 |
発表日 |
旧 2017.02 |
35,150 |
514 |
568 |
459 |
66.05 |
5 |
16/04/08 |
新 2017.02 |
32,286 |
109 |
-50 |
-185 |
-26.62 |
5 |
16/10/04 |
修正率 |
-8.1 |
-78.8 |
赤転 |
赤転 |
赤転 |
|
(%) |
※単位:売上高、営業益、経常益、最終益…「百万円」。修正1株益、修正1株配は「円」。率は「%」
※最新予想と従来予想との比較
今期の業績予想
決算期 |
売上高 |
営業益 |
経常益 |
最終益 |
修正 1株益 |
修正 1株配 |
発表日 |
15.03-08 |
17,207 |
254 |
421 |
539 |
54.7 |
0 |
15/10/08 |
予 16.03-08 |
15,512 |
-87 |
-279 |
-296 |
-42.6 |
0 |
16/10/04 |
前年同期比 |
-9.9 |
赤転 |
赤転 |
赤転 |
赤転 |
|
(%) |
決算期 |
売上高 |
営業益 |
経常益 |
最終益 |
修正 1株益 |
修正 1株配 |
発表日 |
2015.02 |
37,703 |
-631 |
-383 |
-1,921 |
-194.8 |
0 |
15/04/08 |
2016.02 |
34,609 |
275 |
374 |
657 |
66.7 |
5 |
16/04/08 |
予 2017.02 |
32,286 |
109 |
-50 |
-185 |
-26.6 |
5 |
16/10/04 |
前期比 |
-6.7 |
-60.4 |
赤転 |
赤転 |
赤転 |
|
(%) |
※最新予想と前期実績との比較。予想欄「-」は会社側が未発表。
※上記の業績表について
- ・「連」:日本会計基準[連結決算]、「単」:日本会計基準[非連結決算(単独決算)]、「U」:米国会計基準、「I」:国際会計基準(IFRS)、「予」:予想業績、「旧」:修正前の予想業績、「新」:修正後の予想業績、「実」:実績業績、「変」:決算期変更
- ・[連結/非連結]決算区分の変更があった場合は、連続的に業績推移を追えるように、連結と非連結を混在して表示しています。連結と非連結が混在しない場合は、「連」「単」表記は省略します。
- ・決算期表記後の「*」は上場前の決算を示し、2018年以前に新規上場した銘柄では1株あたりの項目は株式分割などによる換算修正は行っていません。
- ・前期比および前年同期比は、会計基準や決算期間が異なる場合は比較できないため、「-」で表記しています。
- ・米国会計基準と国際会計基準では、「経常益」欄の数値は「税引き前利益」を表記しています。
- ・業績予想がレンジで開示された場合は中央値を表記しています。
【注意】「決算速報」「個別銘柄の決算ページ」で配信する最新の業績情報は、東京証券取引所が提供する適時開示情報伝達システム(TDnet)において、上場企業が公表する決算短信と同時に配信されたその企業自身の作成によるXBRL(企業の財務情報を電子開示するための世界標準言語)に基づいたデータをそのまま使用しています。同一の会計基準内で規則変更が行われた場合については、変更は考慮せずに比較を行っています。また、業績予想がレンジで開示された場合はレンジの中央値を予想値として採用しています。なお、この配信されたデータには、新興企業を中心に誤ったデータが配信される場合が希にあります。投資判断の参考にされる場合は、より正確な決算短信のPDFファイルを併せてご確認くださいますようお願いします。