NVC Research Memo(8):統合セキュリティサービスの更なる充実を図る
■今後の見通し
(1)注力分野
ネットワークバリューコンポネンツ<3394>は2015年1月にユニファイド・セキュリティ・サービス部門を新設し、保守運用の強化を図っている。2014年からサイバー攻撃対策として、お客様のサイバーセキュリティを支援するプライベートSOC運用支援サービスを開始した(SOC:Security Operation Center セキュリティ機器等のログ監視を行うサービス)。その際、保守運用サービスを統合することで、より迅速な運用が可能になると判断したため、同部門を新設した。
近年の傾向として、システムやソフトウェアの脆弱性の増加、サイバー攻撃の凶悪化・増加など、セキュリティに対する脅威が増しており、同部門に対するニーズが今後増加すると考えている。このため、パートナーとの協業推進を図っている。具体的にはインシデント(セキュリティ事故情報)管理ツールを活用し、重大な場合は社内、軽微な場合はパートナー業者に委託と切り分け、対応力の増強を図っている。さらに、パートナー業者に対しては定期的な勉強会やマニュアル提供などを行い、対応力の底上げと対応範囲拡大を図っている。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 内山 崇行)
《HN》
提供:フィスコ