デリカフーズ---17/3期は9.5%増収での着地、18/3期は2ケタ増益を見込む

デリカフーズ<3392>は10日、2017年3月期通期（2016年4月～2017年3月）連結決算を発表した。売上高が前期比9.5%増の345.59億円、営業利益が同18.4%減の5.57億円、経常利益が同14.5%減の6.05億円、親会社株主に帰属する当期純利益が同17.7%減の3.29億円となった。

中期経営計画の具体的施策のうち、拠点拡大政策の継続については最新の生産設備もさることながら、西東京ＦＳセンター開設により、これまで地理的な条件で進出が遅れていた関東西部地区への出荷が可能となったほか、既存の事業所との相互補完体制が確立した。

「食の安全・安心の追及」については当連結会計年度中に新たに連結子会社名古屋デリカフーズ(株)子宝工場がISO22000認証を取得した。他の事業所も認証取得を進めている。
「新規事業・新規マーケットへの参入」については、新たな事業の柱と位置づける真空加熱野菜の製造・販売を西東京ＦＳセンターにて本格的に開始している。今後は積極的な販路拡大を目指す。

2018年3月期通期の連結業績予想は、売上高が前期比2.7%増の355.00億円、営業利益が同34.4%増の7.50億円、経常利益が同32.1%増の8.00億円、親会社株主に帰属する当期純利益が同51.1%増の4.98億円としている。

《TN》

　提供：フィスコ