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3386 コスモ・バイオ

東証S
992円
前日比
+4
+0.40%
PTS
-円
業績
単位
100株
PER PBR 利回り 信用倍率
18.7 0.69 3.02 239
時価総額 60.0億円
決算発表予定日

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コスモ・バイオ Research Memo(8):新たな事業基盤創出に向けて資本提携・業務提携も推進


■コスモ・バイオ<3386>の中長期成長戦略

4. 資本提携・業務提携について
ライフサイエンスをベースとした研究試薬以外の新市場(食品、医薬品などの分野)への展開も見据え、新たな事業基盤の創出に向けて資本提携・業務提携も推進している。2018年4月には、生体内の標的とするタンパク質の分解を誘導することにより新規医薬品の研究開発を行うファイメクスに出資した。2018年6月には学校法人麻布獣医学園と、麻布獣医学園の出願特許「アミロイドタンパク質を抽出する試薬」に関する実施許諾契約を締結した。アミロイドという線維構造を持つタンパク質だけを選別して抽出できる画期的な技術であり、本技術を用いてアルツハイマー病などの研究に極めて重要なツールを提供している。

5. 生産性向上に向けた取り組み
企業価値向上に向けた取り組みでは、働き方改革、生産性向上と効率化、リスク管理の徹底、人材育成などを推進している。2019年5月の本社オフィスフロア移転と同時に、働き方や職場環境の見直しを実施した。IT環境やコミュニケーション・会議エリアの充実など働きやすい職場環境を整備し、グループ3社が同一オフィスで業務を行うことによる交流・シナジー、生産性向上・業務効率化を推進している。また、新型コロナウイルス感染防止策として在宅勤務を実施しているが、本社オフィスフロア移転に伴ってリモートワーク等の環境を整備していたことが奏功し、短期間で在宅勤務に移行できたとしている。


自社製造・受託サービス拡大して中長期的に収益拡大・高収益化期待
6. 中長期的に収益拡大・高収益化期待
中期経営計画では安定的かつ持続的成長を実現する企業を目指し、10年後の姿を見据えた事業戦略として、メーカー機能を中心とする第2の収益柱の構築、ライフサイエンスをベースとした研究試薬以外の新市場への展開を推進する方針を打ち出している。カスタムペプチド・抗体作製サービス事業及び鶏卵バイオリアクター事業を中心とする自社製造・受託サービスの売上高は、4期でコスモ・バイオ単体売上高の1割強を占めるまでに成長している。成長ドライバーと位置付ける自社製造・受託サービスが拡大して、中長期的に収益拡大・高収益化が期待される。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 水田雅展)

《EY》

 提供:フィスコ

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