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3386 コスモ・バイオ

東証S
995円
前日比
+3
+0.30%
PTS
-円
業績
単位
100株
PER PBR 利回り 信用倍率
18.7 0.69 3.02 239
時価総額 60.2億円
決算発表予定日

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コスモ・バイオ Research Memo(4):新製品・自社ブランド製品や新規事業の受託サービスを強化


■コスモ・バイオ<3386>の事業概要

7. 新製品・自社ブランド製品の販売を強化
2017年スタートの新中期経営計画(2017年12月期-2019年12月期)で、基本戦略に既存事業基盤の強化、新たな事業基盤の創出、企業価値の向上を掲げ、特に新製品・自社ブランド製品の販売を強化している。

自社ブランド製品「涙液ムチン測定キット」は2016年3月、国内外で販売開始した。ムチンは糖タンパク質の一種で涙、唾液、胃液、腸液などの粘液に多く含まれており、角膜、鼻・のどの粘膜をウイルスや細菌から保護するなど、バリア機能として働くことが知られている。特に涙液には、角膜を保護する役割として膜型ムチンと分泌型ムチンが存在しており、これらのムチンの減少がドライアイの発症につながると考えられている。ムチン量の測定に当たって従来は高感度・再現性・簡便性に優れた製品がなかったため、簡単な操作で高感度にムチンを測定でき、かつ実験時間を短縮した「涙液ムチン測定キット」を開発した。

新たなビジネスモデルへの投資と位置付けている分野では、テーマ「鶏卵バイオリアクターを用いた組換えヒトサイトカイン試薬製造」が、NEDO(新エネルギー・産業技術総合開発機構)の2016年度「中堅・中小企業への橋渡し研究開発促進事業」に採択された。

8. ペプチド合成・抗体作製サービス事業を強化
2016年10月に高品質な研究用ペプチドの合成及び抗体の受託製造サービス事業への参入を発表し、同年12月から受注を開始した。合成ペプチドはライフサイエンスの基礎研究に欠かせない重要な研究ツールの1つとなっており、自社施設にて研究用ペプチドの合成及び抗体の受託製造サービス事業に本格参入した。自社製品ブランドの拡販に加えて、既存製品・サービスとのシナジー効果も期待される。

そして2017年10月には、ペプチド合成・抗体作製受託サービス事業の強化、今後の研究用試薬の自社開発・製造及び受託サービス事業の更なる強化を目的として、札幌事業所(北海道小樽市)を開設した。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 水田 雅展)

《MW》

 提供:フィスコ

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