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<動意株・9日>(大引け)=エスクロAJ、ODK、ヤマシナなど

 エスクロー・エージェント・ジャパン<6093>=後場一段高。同社は金融機関などを中心に不動産関連業務の代行を手掛けており、クラウドサービスへの展開にも注力している。5日取引終了後に発表した19年2月期第2四半期累計(3~8月)の連結決算は、売上高が15億5500万円(前年同期比4.6%減)、営業利益は2億1300万円(同57.9%減)となった。しかし、上期の大幅減益は株価に織り込まれており、事前の市場コンセンサスよりは強めの数字だった。株式需給面では空売りが積みあがっており、直近、9月28日現在の信用取組は信用倍率0.7倍と売り長で日証金では逆日歩がついている状態。目先買い戻しを誘う形で株価水準を大きく切り上げている。

 ODKソリューションズ<3839>=商い増勢のなか逆行高。8月以降400円台前半の底値圏もみ合いを続けていたが、足もとにわかに動意づき一気に75日移動平均線を上回ってきた。教育や証券取引分野に強みを持つシステム開発会社で、人工知能(AI)を活用したサービスに注力し需要を捉えている。ここ金融業界など中心に急速に企業の採用が進むRPA市場にも踏み込み、RPA活用による生産性向上やヒューマンエラーのリスク軽減などに重点課題として取り組んでいる。

 ヤマシナ<5955>=後場に入って急動意。同社はきょう、アルアーマナットの米国での意匠出願が登録査定になったと発表。今後、登録料を納付して権利化を行うとしており、これが株価を刺激しているようだ。アルアーマナットは、炭素繊維強化プラスチック(CFRP)や熱可塑性炭素繊維強化プラスチック(CFRTP)との保持力を上昇させるよう新開発された特殊な形状のインサートナット。炭素繊維や樹脂がナットのくぼみに流れやすく、一般的なインサートナットでは実現しなかった引き抜き強度を持っている。

 大阪有機化学工業<4187>=急反騰。同社は前週末5日の取引終了後、18年11月期の連結業績予想について、売上高を272億8100万円から288億400万円(前期比8.4%増)へ、営業利益を33億2700万円から36億7500万円(同14.6%増)へ、純利益を24億1500万円から26億6300万円(同23.2%増)へ上方修正したことが好感されている。第3四半期までの販売が電子材料を中心に好調に推移したことが要因という。また、業績予想の修正に伴い、従来15円を予定していた期末配当を4円増額して19円にするとあわせて発表しており、年間配当は36円(従来予想32円)と前期比7円の増配になる予定だ。

 アプリックス<3727>=大幅反発。同社はIoT関連分野に経営の重心を移しており、業績の立て直しを図っている。前週末5日取引終了後、ビーコン製品がucodeタグ認定を取得したことを発表、これを材料視する買いを呼び込んでいる。ucodeタグとは、IoT向けのネットワーク解決型汎用識別番号「ucode」を格納し、自動的に読み取れるようにするための媒体。アプリックス製ucodeタグを2019年に提供開始する予定にあり、来期以降の業績に期待がかかる。

 薬王堂<3385>=8日ぶり大幅高。同社は5日取引終了後に、19年2月期第2四半期累計(3~8月)の連結営業利益が20億9200万円になったと発表。今期から連結決算に移行したため前年同期との比較はできないが、通期計画37億8000万円に対する進捗率が55.3%に達していることが好感されているようだ。売上高は464億4900万円で着地。主力のドラッグストア事業で、健康食品や花粉症関連、基礎化粧品、衣料洗剤、家庭紙、飲料、菓子などが伸長したことなどが寄与した。なお、通期業績予想は従来計画を据え置いている。また、9月度の月次売上高(速報値)もあわせて公表。既存店売上高は前年同月比6.3%増となり、前月の伸び率(4.0%増)から拡大した。

※未確認情報が含まれる場合があります。株式の売買は自己責任に基づいて、ご自身でご判断ください。

出所:みんなの株式(minkabu PRESS)

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