日本調剤 Research Memo(7):自己株式処分と売出しを決議、自己資本比率の改善や財務基盤が安定
■自己株式処分と売出し
日本調剤<3341>は11月24日、配当予想修正と合わせて自己株式の処分及び売出しを決議した。同日付の有価証券届出書によれば、一般募集分とオーバーアロットメント売出し分を合わせて200万株の募集及び売出を行うとしている。また12月2日には募集価格及び売出価格が4,859円に決定された。手取金93億円のうち73億円を新工場建設資金に、20億円を社債償還資金に充当する、としている。今回の売出しは同社の課題とされていた自己資本比率の改善、財務基盤安定につながり、中長期的にポジティブと考えてよいだろう。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 浅川 裕之)
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提供:フィスコ