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3341 日本調剤

東証P
1,562円
前日比
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単位
100株
PER PBR 利回り 信用倍率
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時価総額 485億円
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日本調剤 Research Memo(4):2Q決算を受けて通期予想を上方修正


■業績の動向

(3) 2016年3月期通期見通し

2016年3月期通期について日本調剤<3341>は、売上高220,455百万円(前期比21.2%増)、営業利益10,742百万円(同61.6%増)、経常利益9,491百万円(同58.1%増)、当期利益5,611百万円(同102.0%増)を予想している。

同社は第2四半期決算を受けて通期予想を上方修正した。第2四半期の進捗度は過去の通例に沿ったものとなっており、今下期において何か突発的な事象が起きなければ、通期予想が達成される可能性は高いと弊社では考えている。

調剤薬局事業は、期中の新規出店からの収益貢献が年の後半に行くほど大きくなる。また、薬剤価格についても、期初から期末にかけて徐々に上昇していく傾向がある。これは先発薬メーカーによる新薬の販促強化が例年夏頃から効果を出してくるためだ。加算獲得店舗も月を追って増加すると期待されることから、調剤薬局事業の収益は期末にかけて成長が加速していくとみている。

医薬品製造販売事業は下期も第2四半期までと同様、堅調に推移すると期待している。6月にローンチした19品目の新規ジェネリック医薬品も貢献が期待される。これはより利益率の高い自社製造品の構成比が高まることを意味しているからだ。同社は自社製造品増強に向けて研究開発投資(R&D費)を増加させており、このR&D費用の発生のタイミングが利益に及ぼす影響については注意が必要だ。

医療従事者派遣・紹介事業は、前述のように求人数、人材登録者数とも順調に拡大を続けている。したがって今下期も順調な業績拡大が期待される。前述のように、同社は登録者数増加に伴い、管理者の増強を迫られつつある。これは同社(実際は(株)メディカルリソース)の人員及び人件費の増加を意味する。ただし弊社では、そうした一時的なコストアップ要因は、同事業の売り上げ拡大で十分吸収できるとみており懸念材料とは考えていない。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 浅川 裕之)

《HN》

 提供:フィスコ

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