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3300 アンビDX

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アンビション Research Memo(7):不動産賃貸におけるブロックチェーン実証実験を開始


■中長期の成長戦略

1. “不動産”דIT”ブロックチェーンの推進
AMBITION<3300>は不動産×ITをコンセプトに、様々な先進技術を不動産取引に応用する試みを続けている。例えば既にAIチャットを顧客対応に活用しており、営業時間外でも顧客とのやりとりが行われることで、利便性の向上や生産性の向上につながっている。

2016年11月、同社とカイカは共同で不動産におけるブロックチェーンの実証実験を開始した。ブロックチェーンは、ビットコインを支える中核の技術として有名である。多数の参加者による取引記録の突合や所有権管理といったプロセスに適しており、各種規制や利用者保護といった考慮を必要とする不動産取引においても、より自由度の高い応用の可能性がある。

今回の実証実験を通じて、不動産賃貸の権利の発行・流通をモデルにブロックチェーンの可用性と安全性について、具体的なデータ登録やシステム動作等を確認する。顧客にとっては、来店せずに不動産の契約ができ、個人情報の心配もない取引ができるメリットが期待できる。

カイカは40年以上にわたり、金融機関を中心に製造・公共・流通等のシステム開発を行っており、様々な分野でブロックチェーン実証実験のシステムサポートを行っている。

2. 日神不動産投資顧問のリート運用開始
同社は、2016年に日神不動産投資顧問(株)(本社:新宿区)が行う第三者割当増資の一部について引受けを行った。2013年に設立されたこの会社は、マンションデベロッパーである日神不動産<8881>の子会社であり、私募リート運用開始(2017年春予定)の母体である。設立される投資法人は分譲マンションを中心にホテル・保育園・学生寮などの複合施設にも投資を行い東証J-REIT市場を目指す。上場5年後には資産1,000億円規模を目標としている(日神不動産の中期経営計画より)。同社の狙いは、日神不動産投資顧問が管理・運用する居住用不動産の物件管理を行い、管理物件を増加させることにある。

具体的に管理物件を受託できるようになるのが、2017年3月頃からの見込みであり、リートの資産が大きく増え管理物件が多くなるのは1?2年先になるだろう。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 角田 秀夫)

《TN》

 提供:フィスコ

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