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証券取引所が指定する制度信用銘柄のうち、買建(信用買い)と売建(信用売り)の両方ができる銘柄
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3254 プレサンス

東証S
1,767円
前日比
+13
+0.74%
PTS
-円
業績
単位
100株
PER PBR 利回り 信用倍率
7.8 0.68 2.38 12.54
時価総額 1,230億円
比較される銘柄
スターツ, 
グローバル社, 
デュアルT
決算発表予定日

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プレサンス Research Memo(1):マンション業界屈指の収益力・成長余力に注目


プレサンスコーポレーション<3254>は、ファミリーマンション及びワンルームマンションの企画・開発・分譲を手掛ける独立系デベロッパーである。近畿圏及び東海・中京圏ではマンション供給数No.1であり、都心主要駅から徒歩10分以内の利便性の良い立地に、自社で企画開発するプレサンスシリーズのマンションを展開する。士気の高い販売部隊が強みの源泉であり、完成在庫の売れ残りは極めて少ない。1997年の設立以来、順調な成長を続けており、2007年に東証2部上場、リーマンショックにも大きな影響を受けずに2013年には東証1部上場を果たしている。

2016年3月期通期は売上高及び各利益で過去最高を更新し、6年連続増収増益を達成した。売上高は78,990百万円(前期比20.3%増)、営業利益14,057百万円(前期比14.6%増)となった。セグメント別に見るとワンルームマンションの伸びが最も大きく、全社の売上成長の原動力となった。2017年3月期計画は、売上高100,839百万円(前期比27.7%増)と初めて1,000億円を超え、営業利益も15,466百万円(前期比10.0%増)と過去最高を更新する計画だ。同社の事業特性上、今期の売上は既に受注済(契約済、引渡前)の物件が多く、期初の段階で売上予想の65.3%は受注済である。

成長戦略のカギは土地の取得である。マンション業界他社と比較すると、仕掛販売用不動産を多く持っており、将来への準備が整っている。2016年3月期の引渡実績をベースに、仕入れた土地をマンション戸数に換算すると、ファミリーマンション・ワンルームマンションで3期分、一棟販売では前期400戸程度の引渡実績に対し、その5倍程度の販売が可能と試算される。

ROEは業界トップレベル、財務の安全性は折り紙付きであり、2015年8月にJPX日経インデックス400銘柄に選定されている。2016年3月期は、好調な業績を背景に配当金60円/年(期末、前期比10円増)、配当性向は9.8%となった。2017年3月期は配当金70円/年(上期35円/年、下期35円/年)を予想する。中間配当を行うことで、株主還元の機会を増やす。

■Check Point
・6年連続増収増益、財務基盤も盤石
・土地の先行取得を進めてきており、業界トップの仕掛販売不動産
・大規模開発案件やハイグレードマンションが増加、ブランドシリーズの展開加速

(執筆:フィスコ客員アナリスト 角田 秀夫)

《HN》

 提供:フィスコ

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