貸借
証券取引所が指定する制度信用銘柄のうち、買建(信用買い)と売建(信用売り)の両方ができる銘柄
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3245 ディア・ライフ

東証P
1,015円
前日比
+3
+0.30%
PTS
1,009.3円
18:38 04/24
業績
単位
100株
PER PBR 利回り 信用倍率
8.7 2.01 4.53 12.59
時価総額 456億円
決算発表予定日

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DEAR・L Research Memo(2):急成長のマンション開発事業とトランクルームビジネス向けサービス事業が両輪


■会社概要

(1)沿革

ディア・ライフ<3245>は、都市型マンションの開発事業を中核に、人材派遣事業及びトランクルーム管理事業を展開する企業グループである。2004年の会社設立以来、東京圏に特化した主に投資用マンションの開発(リアルエステート事業)を主軸として急成長を遂げた。阿部幸広(あべゆきひろ)社長をはじめとした専門性の高い内部人材の不動産目利き力が強みである。会社設立とほぼ同時にスタートさせた不動産業界向けの人材派遣業(セールスプロモーション事業)では、不動産業界に精通した強みを活かした細かなサポートで、派遣先と派遣スタッフの両方からの高い信頼を獲得している。2009年に子会社化したパルマを通じて提供しているトランクルームなどのレンタル収納スペース事業者向けBPO事業(アウトソーシングサービス事業)では、入金管理などの実務代行、ITサービス、物件供給から開業支援まで一気通貫で代行するサービスなどを国内事業者が保有するユニットの約6割に提供しており、マーケットリーダーの地位を確立している。

(2)事業概要

主力のリアルエステート事業では、東京圏エリアを中心に都市型マンションの開発、収益不動産の売買などを展開する。1棟30戸~50戸規模のコンパクト・ワンルームマンションの開発を得意とし、開発後は1棟単位で販売会社や事業会社、各種投資家層に売却する。全社売上の88.0%(2016年9月期)、全社営業利益の89.1%(同)を稼ぐ大黒柱である。セールスプロモーション事業は、不動産業界に対して営業・事務系のスタッフを派遣し、販促業務サポートを展開する。派遣スタッフのほとんどが女性であり、マンションのセールスサポートスタッフの需要が大きい。全社売上の1.8%(同)、全社営業利益の2.2%(同)である。アウトソーシングサービス事業は、パルマが展開するセルフストレージビジネス向けBPOサービス、ITソリューション、ターンキーソリューション(施設開発・開業支援事業)である。BPOサービスの受託件数は58,344室、集客サイト「クラギメ」には21万室を超える登録があり、ストック型の事業特性のため安定成長している。パルマは2015年8月に東証マザーズに上場。全社売上の10.1%(同)、全社営業利益の8.7%(同)を構成する。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 角田 秀夫)

《TN》

 提供:フィスコ

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