サムティ Research Memo(9):16/11期は前期の記念配当を除くと3円の増配
■株主還元
サムティ<3244>は、株主に対する利益還元を経営の最重要課題の一つであると認識しており、配当についても、業績を反映させるとともに、今後の事業計画や財政状態を総合的に勘案したうえで実施する方針としている。
2015年11月期は、東証一部への市場変更に伴う記念配当3円と普通配当30円(前期比11円の増配)とを合わせて1株当たり33円の配当を実施した(配当性向は16.2%)。2016年11月期については、普通配当として1株当たり33円を予定している(配当性向17.0%)。前期の記念配当を除くと3円の増配と言える。
同社は、2020年11月期までに配当性向30%を目指している。弊社では、中期的にも利益成長と配当性向の引き上げの両面で増配の余地は大きいとみている。
また、EPSの増大による株主価値の向上も目指しており、自社株買いにも積極的に取り組む方針である。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 柴田 郁夫)
《HN》
提供:フィスコ