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3237 イントランス

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イントランス Research Memo(8):和歌山マリーナシティのカジノを含む統合型リゾート誘致に期待が膨らむ


■中長期の成長戦略

和歌山マリーナシティは、和歌山県北西部にある毛見沖に作られた人工島にあり、リゾートホテル、テーマパーク、フィッシャーマンズワーフ、天然温泉、マリーナなどがそろい、年間153万人(2016年度)が来島する総合リゾートである。メインシーズンは夏であり、花火大会なども開催され、国内外からの観光客でにぎわう。冬は冬季限定イベントとして、イルミネーションフェスティバルが開催され、クリスマスを中心に来場者が期待される。2017年7月には、メルセデス・ベンツ和歌山の新社屋及びカフェレストランが島内にオープンし、集客力が上がっている。

イントランス<3237>が3施設(ホテル、温浴施設、店舗)を保有する和歌山マリーナシティは、カジノを含む統合型リゾート(IR)の候補地として注目されている。

2016年12月にカジノを含む統合型リゾート(IR)整備推進法案が可決され、2017年2月には、和歌山市がカジノを含む統合型リゾートの誘致を表明した。さらに2017年5月には、和歌山県が、県内の3候補地の中から和歌山マリーナシティに一本化することを決定した。県及び市が候補地を和歌山マリーナシティに一本化した背景としては、関西国際空港からのアクセスの良さや入島管理のしやすさ、40ヘクタール中15ヘクタールに及ぶ遊休地などの優位性がある。和歌山県では「和歌山IR基本構想」策定に関わるアドバイザリーも選定し、RFC(Request for Concept、事業構想公募)に向けた準備に入っている。

現在は、全国10ヶ所程度と言われる都道府県間の競争に焦点が移っている。関西地方で有力なライバルは大阪市の夢洲だが、2016年に大阪府は2025年の大阪万博誘致を宣言し、メイン会場として夢洲を想定した構想を発表した。万博誘致とカジノ誘致がセットで行われるのか、それとも万博誘致が優先されるのかが注目される。カジノを含む統合型リゾート(IR)に関して、2017年10月の衆議院選挙で自由民主党を始めとするIR推進派が多数を占めたことも追い風であり、早ければ年内にもIR実施法案が成立する見通しだ。自治体選定のフェーズに入るのは2018年以降になるだろう。仮に和歌山が選ばれれば、同社の保有資産の価値も大きく飛躍することになる。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 角田 秀夫)

《NB》

 提供:フィスコ

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