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証券取引所が指定する制度信用銘柄のうち、買建(信用買い)と売建(信用売り)の両方ができる銘柄
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3221 ヨシックス

東証P
2,880円
前日比
-135
-4.48%
PTS
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業績
単位
100株
PER PBR 利回り 信用倍率
20.3 3.00 0.90 1.46
時価総額 298億円
比較される銘柄
APHD, 
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大庄
決算発表予定日

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利益成長“青天井”銘柄リスト【総集編】第3弾 25社選出 <成長株特集>

 本特集では、10月下旬から11月中旬までの決算集中期間に随時配信した「利益成長“青天井"銘柄リスト」を、“全期間”を対象に再構成した総集編をお届けします。第3弾となる今回は時価総額50億円以上300億円未満の東証1部銘柄を対象に、19年7-9月期に四半期ベースの過去最高益を更新し、かつ今期も最高益を見込む、いわゆる利益が“青天井”状況になっている銘柄をリストアップした。

 下表では、本決算月にかかわらず、19年7-9月期に経常利益が全四半期ベースの過去最高益を上振れて更新した銘柄をピックアップ。さらに、会社側が今期(通期計画)も過去最高益見通しを示している25社を選び出し、7-9月期の過去最高益に対する上振れ率が大きい順に記した。

 上振れ率トップとなったBEENOS <3328> の19年7-9月期(第4四半期)は投資事業で株式売却益が大きく膨らみ、経常利益は17.7億円と過去最高益を78.4%も上回って着地。併せて発表した20年9月期の同利益は前期比75.1%増の30億円と2期ぶりに過去最高益を更新する見通しだ。株価は決算発表後に約5ヵ月ぶりの高値となる1770円まで上昇したが、その後は調整に転じている。

 2位に入ったネットマーケティング <6175> の7-9月期(第1四半期)はアフィリエイト広告の代理店事業でエステや人材関連などのサービス分野が好調だった。また、前期に戦略投資を実行した恋愛・婚活マッチングサービス「omiai」の業績が好転したことも収益拡大につながった。第1四半期の経常利益は4.1億円と上期計画(3.9億円)をすでに上回っており、業績上振れが濃厚視される。

 続く3位のサイバーコム <3852> は生命保険会社向けシステムの大型案件を中心に業務ソフト開発の受注が大きく伸び、7-9月期(第3四半期)の経常利益は3.8億円と四半期ベースの過去最高益を実に46四半期ぶりに塗り替えた。19年12月期第3四半期累計(1-9月)の経常利益は7.2億円とすでに通期計画の6.5億円を大幅超過しており、業績上振れは確実とみられる。

 4位に入ったのは住宅に特化した金融や保険サービスを提供する日本モーゲージサービス <7192> 。7-9月期(第2四半期)は住宅金融事業で拠点拡大や新商品の投入を背景に、フラット35を中心とした住宅ローンの融資実行件数が大幅に増加し、売上高、経常利益ともに過去最高を更新した。

 6位の歯科材料・器具大手の松風 <7979> は国内でデジタル口腔撮影装置や歯科用超音波治療器などの販売が伸びたうえ、販管費が減少したことも寄与し、7-9月期(第2四半期)の経常利益は17四半期ぶりの過去最高益を達成した。株価は11月6日に1989年以来、約30年ぶりの高値をつけ、その後も利益確定売りをこなしながら頑強な展開を続けている。

 7位のプロパティエージェント <3464> は投資用マンションの販売価格が想定以上に伸長したほか、自社ブランドを中心とするマンションの買取再販、都市型アパートの引き渡しも順調に進み、7-9月期(第2四半期)の経常利益は過去最高を26.4%上回る11.8億円で着地。上期業績の好調に伴い、20年3月期の経常利益を最高益見通しに大幅上方修正するとともに、期末一括配当の増額修正にも踏み切った。

 11位にリストアップされたエーアンドエーマテリアル <5391> は太平洋セメント系の建材大手。7-9月期(第2四半期)は主力商品であるけい酸カルシウム板の国内出荷が好調だったうえ、首都圏の再開発事業向け耐火被覆工事やプラント向けメンテナンス工事も増勢で、経常利益は12年ぶりの最高益更新を果たした。株価は年初来高値圏での推移を続けるが、指標面では予想PER5.6倍、PBR0.77倍、配当利回り3.62%と割安感が強く、さらなる上値が期待される。

 17位の建設設備メンテナンス大手、日本空調サービス <4658> は工場・病院のリニューアル工事が増加したほか、太陽光パネルや小中学校へのエアコンの設置工事も伸び、7-9月期(第2四半期)の経常利益は過去最高益を11.5%上振れて着地。消費税増税前の駆け込み需要も追い風となった。同社は配当性向50%を目標に掲げており、株主還元の切り口でも投資魅力が高い。

           ┌─ 四半期 経常利益 ─┐ ┌── 通期 経常利益 ──┐ 予想
コード 銘柄名     上振れ率 7-9月期 過去最高 上振れ率 今期予想 過去最高  PER
<3328> BEENOS   78.4  1775   995   73.6   3000   1728  9.0
<6175> ネットマーケ   45.4   410   282   43.5   812   566 25.4
<3852> サイバーコム   41.0   385   273    5.5   650   616 41.3
<7192> 日本モゲジS   37.2   417   304    4.1   1201   1154 13.4
<3538> ウイルプラス   34.2   490   365   10.3   1384   1255 10.3
<7979> 松風       27.1   742   584   12.6   1941   1724 20.0
<3464> プロパティA   26.4  1181   934    4.7   1450   1385  8.7
<3371> ソフトクリエ   24.6   877   704    4.5   2100   2010 19.4
<9428> クロップス    16.9   504   431    4.2   1371   1316 14.3
<3984> ユーザーロカ   15.5   171   148   13.6   601   529 69.6

<5391> A&AM     15.3  1153   1000   14.3   3000   2624  5.6
<3245> ディアライフ   14.3  2298   2010   17.3   4000   3409  8.1
<3837> アドソル日進   14.1   339   297    9.5   1108   1012 29.3
<6571> QBNHD    13.3   731   645   11.5   2112   1895 21.1
<9450> ファイバーG   13.1   381   337   19.6   1060   886 42.7
<3179> シュッピン    12.5   592   526    2.8   1564   1521 27.4
<4658> 日本空調     11.5  1111   996    0.9   2750   2725 17.0
<9795> ステップ     10.2  1138   1033    5.1   2900   2760 13.1
<7570> 橋本総業HD    8.7   938   863    9.7   3000   2735 10.0
<3221> ヨシックス     5.8   690   652    6.7   2561   2401 17.8

<3934> ベネフィJ     5.0   316   301   10.3   930   843 17.1
<4718> 早稲アカ      4.5  1257   1203    8.1   1734   1604 14.1
<6073> アサンテ      3.2   916   888    2.4   2628   2566 14.4
<3969> エイトレッド    3.1   164   159   14.5   560   489 32.7
<6294> オカアイヨン    2.1   529   518    2.6   1600   1560 10.3

※18年10月以降に上場した企業と今期見通しを開示していない企業は除いた。四半期の過去最高益は原則、四半期決算の開示が本格化した03年4-6月期以降の業績に基づいたものです。

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