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3192 白鳩

東証S
313円
前日比
+4
+1.29%
PTS
-円
業績
単位
100株
PER PBR 利回り 信用倍率
1.00
時価総額 20.9億円
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白鳩 Research Memo(5):委託販売やECシステムの活用などの新規事業に期待が高まる


■中期的成長戦略

3. 成長・新規事業の成長戦略
成長・新規事業における成長戦略のうち特に注目されるのはBtoB事業の拡大だ。白鳩<3192>は本社の隣接地を取得済みであるがそこを活用し、倉庫・配送施設の拡充を計画している。そのキャパシティと同社が自社開発したECシステムとを活用し、インナーウェアメーカーからの委託販売を新規事業の1つとして検討しているもようだ。事業モデルの詳細は明らかにされていないが、スタートトゥデイ<3092>が展開するECサイト「ZOZOTOWN」のインナーウェア特化版のような形になるのではないかと弊社では推測している。

同社のECシステムもまた新規事業の1つになる可能性がある。同社が手掛けるインナーウェアのEC事業は、一見すると参入障壁が低いが、同社と全面的に競合する企業はまだ現れていない。そうした参入障壁の高さは、インナーウェア特有のSKU(Stock Keeping Unit、商品の最小分類単位)の多さとそれに伴う在庫管理の煩雑さにあるとされている。同社のECシステム(社内呼称は『楽らく通販システム』)は複数の販路別の在庫を一括管理するほか、配送や経理等の社内管理業務とも連動した一貫型である点に特長がある。同社はこのシステムを活用した新規事業を検討中だ。具体的な事業形態としては、システム・ソフトウェアの外販やECコンサルティングなど様々なものが考えらえるが、詳細は中期経営計画の発表を待たねばならない。

ブルーミングスタイル事業はオリジナルブランドである“blooming”シリーズを展開する事業で、現在、“blooming FLORA”(ルームウェア)と“blooming FLORA essence”(インナーウェア)を展開している。ブルーミングスタイル事業の拡大は、既存事業における成長戦略であるPB・コラボ商品の拡大と部分的に重なる。成長事業として既存事業から切り離したのは、ブルーミングスタイル事業で手掛ける自社ブランドのブランド力が着実に力を付けていることが背景にあるためとみられる。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 浅川 裕之)

《MW》

 提供:フィスコ

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