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3186 ネクステージ

東証P
2,735円
前日比
-22
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PTS
-円
業績
単位
100株
PER PBR 利回り 信用倍率
15.6 3.34 1.21 0.46
時価総額 2,210億円
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ネクステージ Research Memo(1):エリアNo.1の専門店強化で差別化


中古車販売大手のネクステージ<3186>は、2016年11月期第2四半期の好業績を発表した。売上高は前年同期比34.9%増の41,936百万円、営業利益が同40.9%増の1,102百万円、経常利益が同24.6%増の1,056百万円、親会社株主に帰属する四半期純利益が同43.2%増の702百万円となった。期初予想比では、売上高が10.0%増、営業利益、経常利益、親会社株主に帰属する四半期純利益がそれぞれ37.8%、54.0%、83.0%上回り、第2四半期における過去最高益を達成した。同期間における日本の中古車販売市場は、弱含みで推移しており、同社の突出した好調ぶりが異彩を放つ。

同社は、過去2期の業績予想の未達を踏まえて店舗戦略を見直し、他社の追随を許さぬ差別化戦略により、高成長と収益性の向上を図る。今期の重点施策として、エリアNo.1の専門店強化、整備収益を強化した店舗、買取仕入の強化の3点を掲げている。エッジを効かせた専門店であるSUV車の大型専門店である「SUV LAND」の1号店が、極めて好調に推移していることから、既存の複合店の同形態への業態転換を前倒している。期末には、新規出店を含め、期初計画よりも2店舗多い6店舗とする。今後、「SUV LAND」を全国的ブランドに育成する。また、車両販売・用品販売・保険・整備・点検・車検・買取までの中古車ビジネスサイクルをワンストップで行う総合店を展開し、整備・車検に関連する機会損失を減らし、収益性を高める。買取専門店は既存の販売店に併設することで、イニシャル及びランニング・コストを抑制し、早期の多店舗展開を進める。新しい方向性が増収増益という形で具現化しているため、継続的な高成長が期待される。

2016年11月期は、売上高が前期比22.0%増の77,000百万円、営業利益が同30.3%増の1,654百万円、経常利益が同11.9%増の1,500百万円、親会社株主に帰属する当期純利益が同2.4%増の862百万円と期初予想を据え置いた。中間期時点の通期予想進捗率は、売上高で54.5%、経常利益で70.4%に上昇しており、保守的な予想となった。

■Check Point
・エッジの効いた専門店「SUV LAND」で差別化を図る
・総合店の出店による顧客生涯価値の獲得
・2016年11月期の通期予想は保守的に

(執筆:フィスコ客員アナリスト 瀬川 健)

《HN》

 提供:フィスコ

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