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3186 ネクステージ

東証P
2,774円
前日比
-18
-0.64%
PTS
-円
業績
単位
100株
PER PBR 利回り 信用倍率
15.9 3.39 1.19 0.46
時価総額 2,242億円
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ネクステージ Research Memo(7):効率経営の徹底のための4つの施策


■業績動向

ネクステージ<3186>の2015年11月期の方針は効率経営の徹底であり、4つの施策により構成される。

第1の「ローコストオペレーション」では、効率重視の方針に変更して広告宣伝費を見直した。今第2四半期の広告宣伝費は464百万円と前年同期比29.8%削減されたが、小売販売台数は14,529台と同22.2%増えており、1台当たりの広告宣伝費は31,936円となり、同42.5%減少した。

第2の「1人当たりの生産性向上」では、1人当たりの販売台数が需要期の第1四半期(12月-2月)に5.7台、前年同期比1.0台増、第2四半期(3月-5月)が4.7台、同0.7台増となり、取組みが効果を上げている。

第3の「在庫回転率の引き上げ」は、いまだ道半ばだ。第1四半期は、集客、在庫回転を意識するあまり価格に負荷がかかり、車両本体の利益率低下を招いた。第2四半期は、全在庫を60日間で回転させる取組みを敢行したことから、一時的に在庫処分費が増加した。下半期は、在庫保有期間60日管理の徹底を維持しながら、利益率改善を図る。プライシング精度の改善とオークション処分費の抑制が必要となる。とりわけ、仕入が重要課題になる。中古車販売は、仕入が売れ行きの8割方を決めると言われる。消費者から買い取れるクルマと売れるクルマは、必ずしも一致しない。同社は、販売店舗で売りやすい、年式が新しく、走行距離の少ない無事故の高品質商品の仕入に努めている。増員により、仕入部門の強化を図っている。

4番目の施策は、「中型店舗の多店舗展開」である。スピード展開が実現できるよう、中型店舗及び複合店の出店を積極的に行う。

4つの施策は、いまだ課題に取り組んでいる在庫回転率以外は、おおむね改善傾向にある。


(執筆:フィスコ客員アナリスト 瀬川 健)

《HN》

 提供:フィスコ

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