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証券取引所が指定する制度信用銘柄のうち、買建(信用買い)と売建(信用売り)の両方ができる銘柄
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3180 ビューティガレージ

東証P
1,927円
前日比
+42
+2.23%
PTS
1,924円
12:33 04/18
業績
単位
100株
PER PBR 利回り 信用倍率
25.9 3.67 0.62 2.27
時価総額 246億円
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【北浜流一郎のズバリ株先見!】 ─ トレンド下方転換を回避! “株で1億円”を続行


「トレンド下方転換を回避! “株で1億円”を続行」

●薄れるネガティブ材料の影響力

 新年度相場への期待値はどうしても大きくなる。そのため、少しでも下げようものなら失望感は大きい。

 問題は、上昇した場合だ。大幅なそれになれば満足できるのだが、小幅ではとてもそれは感じられないどころか、失望感の方が勝ってしまったりする。

 期待値が大きいと、どうしてもこうなる。では、新年度に入ってからの東京市場はどうなのか。日経平均株価は初日の2日こそ厳しいスタートになったが、それ以降は正常歩調になっている。

 2日の寄り付きが2万1441円だった日経平均は、この原稿を書いている時点では2万1672円まで上げているからだ。驚くほど上昇したわけではないものの、米中貿易摩擦というネガティブ材料があるにしては堅調高を保っている。

 これは、市場が最近の2大ネガティブ材料の大部分をすでに株価に織り込んだことによるものと見てよい。2大ネガティブ材料とは、もちろんフェイスブックの利用者情報流出問題と米中貿易摩擦だ。

 ネガティブ情報で市場が大きく売り込まれた場合、どの程度経てばその影響力が薄らぐかを考えればよい。経験則では1~2ヵ月であり、厳密にはことわざの「人の噂も75日」や前回紹介した「小回り3ヵ月」よりは少し短い。

 実は今年の日経平均も、2ヵ月ほどで転換している。

 改めて説明するまでもなく、今年の高値はいまのところ1月23日の2万4129円。そして、安値は3月26日の2万0347円。

 ほぼ2ヵ月で流れが変わっている。

●国内注力株を軸に選別

 そこで、ここで注目していただきたいのは、その間の下落幅と率。幅は3782円だ。結構下げたことになるが、注視していただきたいのは下落率だ。15.6%だった。

 これまた結構大きな下落率ではあるものの、私には安堵できるそれになった。市場が急落した場合、下落率が20%を越えると、トレンドが大転換してしまう恐れがあるのだ。

 しかし、今回は15.6%で止まったわけで、トレンドの下方転換が回避されたと見てよく、正直助かったというのが正直なところ。ここはそれを活かして「株で1億円を作ろう」を続行だ。

 そこで、投資対象にしたいのはまずはセリア <2782> [JQ]だ。多くの企業が海外展開に必死になっている中で、国内拡充を第一としている点が評価できる。

 いまは何といっても美容関連株が強い。それらの中からビューティガレージ <3180> だ。理美容機器と業務用化粧品に強いことから、全国の理美容院と永続的な関係を築いている点に着目したい。

 美容関連企業では、ハーバー研究所 <4925> [JQ]も押し目は見逃さないようにしたい銘柄だ。自然派化粧品、中でも特にスクワランに強く、通信販売が主だが、最近では店舗展開にも力を入れている。将来、経営の柱に育つ可能性が高く、期待が持てる。

 人材派遣関連株もまだまだ上昇余力があると見てよく、アルプス技研 <4641> が魅力的だ。技術者派遣の大手で、自動車、電機、半導体関連企業への派遣に強い。株価は値動きがスローながら堅調さを評価できる。

 そして最後に、インバウンド旅行に特化した旅行会社HANATOUR JAPAN <6561> [東証M]を。これから季節が暖かくなるため海外からの旅行客が増え、同社はその恩恵を享受する。

2018年4月6日 記

株探ニュース

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