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3179シュッピン

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シュッピン Research Memo(1):売上拡大のプラットフォームと合わせて顧客を活性化させ収益拡大を目指す


■要約

シュッピン<3179>はカメラや高級時計など「価値あるもの」に特化したEC(eコマース)企業。中古品と新品のそれぞれのニーズの違いや商品特性の違いを生かし、中古品と新品が相互に刺激し合って新品・中古両方の売上拡大していくポジティブスパイラルの流れを創ることに成功して、業容を急拡大させている。

1. 2019年3月期第2四半期決算は増収減益で着地。カメラの買い控えが影響
同社の2019年3月期第2四半期決算は、売上高16,362百万円(前年同期比13.4%増)、営業利益682百万円(同7.4%減)と増収減益での着地となった。期初予想との比較では売上高は計画どおりだったものの営業利益は計画を16.2%(131百万円)下回った。弊社ではこの結果に対して失望や懸念の必要はないと考えている。2019年3月期第2四半期の営業利益の計画未達の要因はカメラの買い控えが発生するなか、中古カメラの販売を強化するために各種施策を行ったことで、中古カメラの利益率が低下したことが原因だ。要因が明確でその要因が取り除かれれば利益率の改善も期待される。2019年3月期第2四半期は時計事業が大きく伸長してカメラの不振を補った。この点はもっと評価されても良いと弊社では考えている。

2. プラットフォームとパーソナルレコメンドの完成で売上高拡大にまい進する体制が整う
同社はここ数年、One-to-Oneマーケティングのための施策に取り組んできたが、最終段階のPhase 3.0(パーソナルレコメンド)を2018年3月期までに完了した。SNSやブログ等を活用して顧客を誘引・滞留させるプラットフォームも完成しており、2019年3月期からはパーソナルレコメンドをフル活用してプラットフォーム上の顧客を活性化させ、売上高拡大の実現に注力している。さらに2019年3月期は、Phase 4.0としてマーチャンダイジングの改革に取り組んでいる。これは業務効率化を図り利益率を向上させることを目的としている。同社はこれらの施策によって売上高の規模で500億円程度までは十分に対応可能だとしている。同社は現行中期経営計画において2021年3月期に売上高47,053百万円、営業利益2,860百万円の収益目標を掲げているが、この実現が視野に入ってきたということだ。

3. 通期見通しを下方修正。交換レンズを巡る懸念で新型カメラの買い替えの遅れという一時的要因が主因
2019年3月期通期について同社は、業績見通しを下方修正した。新しい予想は売上高34,586百万円(前期比11.9%増)、営業利益1,410百万円(同8.3%減)と増収減益となっている。下方修正の主因は新品カメラの販売が需要期の第3四半期(10-12月期)に入っても想定したほどに回復しなかったことだ。大手カメラメーカー2社は新型のフルサイズミラーレスカメラを10、11月に発売した。第2四半期にはそれを控えて買い控えが見られたものの、第3四半期には買い替えが進むと期待された。しかし新型カメラの交換レンズのラインアップがまだ不十分であることがカメラ愛好家の買い替えを躊躇させたとみられる。この点については今後徐々に解消され、買い替えは着実に進むと弊社ではみている。マウントアダプタを介して既存保有レンズを使用しても問題ないことや小型軽量化のメリットがSNS等で拡散しつつあるためだ。交換レンズを巡る懸念が払しょくされれば、過去のパターンに倣って買い替えが進むと期待される。以上のような背景から、今回の下方修正は構造的な問題ではなくあくまで一時的な要因によるものであり、過度な懸念は不要だというのが弊社の見方だ。

■Key Points
・Phase 3.0が終了し、売上拡大のためのプラットフォームが完成
・2019年3月期はPhase 4.0として中古の買取・販売価格の自動化に取り組む
・売上拡大プラットフォームの完成で、売上高は年15%前後、経常利益は年20%台の成長を目指す

(執筆:フィスコ客員アナリスト 浅川裕之)

《HN》

 提供:フィスコ

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