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3179 シュッピン

東証P
1,142円
前日比
-20
-1.72%
PTS
1,144円
19:13 04/19
業績
単位
100株
PER PBR 利回り 信用倍率
11.6 3.21 2.89 4.68
時価総額 265億円
比較される銘柄
BEENOS, 
あさひ, 
ワットマン
決算発表予定日

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シュッピン Research Memo(5):WebマーケティングをPhase2へと進める


■成長軌道回復に向けた取り組み

(3) Webマーケティング

2016年3月期からのもう1つのマーケティング強化策は、Webマーケティングであった。シュッピン<3179>は2016年3月下旬にPhase1として、28万人超の会員について、顧客情報に基づいてグループ化し、グループ別に最適な企画・施策のアプローチを手動で行うことを開始した。具体的には、従来は同社の全登録顧客に同一のメールマガジンを送付していたのを、キヤノンのデジタル一眼レフカメラ保有者グループには対応中古レンズのキャンペーン案内を送るといったものだ。効果は明白で、送付したメールの開封率が、メールマガジン時代の平均17%から、グループ別平均では37.6%へと20%ポイント以上の改善を示した。Phase1のグループアプローチは今後も継続していく予定だ。

2017年3月期中は、WebマーケティングをPhase2へと進める予定だ。これはCRM(顧客情報管理)及びリコメンドメール配信システムを導入したのち、顧客情報に基づいて一人ひとりのニーズに合ったアプローチを自動で行うものだ。Phase1のグループアプローチに比較して、開封率、コンバージョン率の一段のアップを狙っている。現状では2016年9月末から10月前半ころに開始が予定されている。

弊社ではWebマーケティングの取り組みは極めて重要な取り組みであると考えている。成否の評価については今後の推移を待たねばならないが、弊社は成功する可能性は十分高いと考えている。Phase2は、Phase1と異なり対象数が膨大となるため、手動による対応ではなく自動(機械化)対応となる点がポイントだ。真に有効な個別化された発信情報を生成するためには、データベース内の情報量と質に加え、個別マーケティング情報を生成すためのアルゴリズムの完成度が大きなカギを握ることになろう。データベースの量と質の点では同社の創業以来の実績があり、アルゴリズムについては同社スタッフが有する深い商品や技術への造詣がある。両者が組み合わさることで、高品質な個別対応のマーケティング情報が提供されるものと弊社では期待している。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 浅川 裕之)

《HN》

 提供:フィスコ

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