★本日の【イチオシ決算】 ＡＤプラズマ、ＤＯＷＡ、ベイカレント (4月14日)

１）本日（4月14日）引け後に発表された決算・業績修正

　● イチオシ決算

【ＡＤプラズマ <6668> [東証２]】　★今期経常最高益予想を70％上乗せ
　◆17年8月期の連結経常利益を従来予想の6.9億円→11.8億円に70.2％上方修正。増益率が5.4倍→9.2倍に拡大し、従来の2期ぶりの過去最高益予想をさらに上乗せした。今期業績の上方修正は1月に続き、2回目。タッチパネルなどの成膜装置や半導体製造装置向け電源装置の受注が好調で、売上が計画を上回ることが利益を押し上げる。

　● サプライズな決算発表・業績修正

　北の達人 <2930> 　　★今期経常は45％増で2期連続最高益・実質増配へ
　◆17年2月期の経常利益(非連結)は前の期比36.9％増の5.3億円に伸びて着地。続く18年2月期も前期比44.8％増の7.7億円に拡大し、2期連続で過去最高益を更新する見通しとなった。前期はFacebookを活用した販売促進が奏功し、目の下用クリーム「アイキララ」が好調だったほか、新たに投入した商品の販売も伸びた。今期もネット通販市場の拡大を背景に、引き続き商品アイテムの拡充に注力し、11.3％の大幅増収を見込む。
　　業績好調に伴い、前期の年間配当を9.5円→10円(前の期は8.5円)に増額。今期は7.5円とし、3月31日割当の株式分割を考慮した実質配当は50.0％増配とする方針とした。

　黒谷 <3168> [東証２]　　★今期経常を4.6倍上方修正
　◆17年8月期の連結経常利益を従来予想の2.1億円→10億円に4.6倍上方修正。銅スクラップを中心に販売が増加し、売上が計画を上回ることが寄与。銅価格の急騰で利ざやが大幅に改善することも利益を押し上げる。
予想PERは32.8倍→7倍に急低下し、割安感が強まった。

　システム情報 <3677> [ＪＱ]　　★今期最高益予想を21％上乗せ、配当は4円増配
　◆17年9月期の連結経常利益を従来予想の6.1億円→7.4億円に21.3％上方修正。増益率が3.2％増→25.2％増に拡大し、従来の6期連続での過去最高益予想をさらに上乗せした。金融・保険向けシステム構築・更改案件の受注が想定より伸びることが寄与。プロジェクト管理の徹底による採算改善に加え、販管費の抑制なども上振れに貢献する。　　
　　業績上振れに伴い、従来未定としていた年間配当は前期比4円増の26円を実施する方針とした。予想PERが15.7倍→13.0倍に低下する一方、配当利回りは2.31％に上昇し、割安感が強まった。

　ＤＯＷＡ <5714> 　　★前期経常を一転6％増益に上方修正
　◆17年3月期の連結経常利益を従来予想の290億円→370億円に27.6％上方修正。従来の17.3％減益予想から一転して5.5％増益見通しとなった。銀粉や伸銅品の販売が想定より伸びたうえ、昨年11月以降の円安進行や銅・亜鉛価格の上昇で、製錬事業の採算が改善したことが寄与。

　ベイカレント <6532> 　　★今期税引き前は23％増で3期連続最高益、10円増配へ
　◆17年2月期の税引き前利益(非連結)は前の期比20.0％増の30.9億円と、従来予想の20.8億円を上回って着地。続く18年2月期も前期比22.7％増の38億円に伸び、3期連続で過去最高益を更新する見通しとなった。
　　前期上振れはITコンサルティングの案件獲得件数が伸びたうえ、新規採用が想定を下回ったことが要因。今期は企業のIT投資意欲が底堅く推移する中、好採算案件の受注を伸ばし、17.5％の大幅増収を見込む。
　　業績好調に伴い、今期の年間配当は前期比10円増の40円に増配する方針とした。予想PERが13.2倍→7.5倍に急低下する一方、配当利回りは3.29％に上昇し、割安感が強まった。

２）4月17日の決算発表銘柄（予定）
　■引け後発表
　　◆本決算：
　　　<3065> ライフフーズ [ＪＱ]
　　　<8181> 東天紅
　　合計2社


　※「株探」では、株価、PER、利回りなどを併記した【決算発表・業績修正】銘柄一覧をご覧いただけます。

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