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証券取引所が指定する制度信用銘柄のうち、買建(信用買い)と売建(信用売り)の両方ができる銘柄
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3140 BRUNO

東証G
1,031円
前日比
-10
-0.96%
PTS
1,031円
14:10 04/19
業績
単位
100株
PER PBR 利回り 信用倍率
23.1 2.80 0.39 22.58
時価総額 152億円
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デンキョーG
決算発表予定日

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RIZAPーG Research Memo(1):「RIZAP関連事業」と「グループ企業」の両輪で成長が加速


■要約

RIZAPグループ<2928>(旧社名:健康コーポレーション)は通販事業からスタートし、「健康」を切り口にM&Aを積極活用しながら事業領域と業容を拡大させてきた。グループの事業ドメインを『自己投資産業』とし、美容・健康関連、アパレル関連、住関連ライフスタイル、エンターテイメントの4事業を展開している。

1. 2018年3月期第1四半期は予想以上に収益が拡大。大規模先行投資を実施
2018年3月期第1四半期は売上収益28,652百万円(前年同期比44.5%増)、営業利益2,701百万円(同27.5%減)で着地した。前期比減益は今後の成長加速のための先行投資の結果であり、懸念する必要はない。上期予想に対する営業利益の進捗率が66.6%と高水準にある点に注目すべきだ。好調の要因はRIZAP関連事業の順調な拡大と、グループ企業における経営再建の進捗で、成長戦略の2つの軸がいずれも順調に進捗している。

2. RIZAP関連事業は過去最高を更新中。RIZAP GOLFが急拡大期に突入
今第1四半期の先行投資約30億円のうち、約26億円はRIZAP関連事業に対するものだ。これを足し戻して考えるとRIZAP関連事業の収益力の強さを実感することができる。そのRIZAP関連事業では、既存事業のボディメイクではLTV向上、生産性向上、法人プログラム本格展開などの施策が順調に進展している。各新規事業もまた順調に拡大しているが、なかでもRIZAP GOLFはボディメイクが過去にたどった急成長期のステージに入ってきた。入会待ちが発生しているなか、ゴルフトーナメントの自社開催を通じてトレーナーを確保し、体制整備を急ぐ計画だ。

3. グループ子会社の業績改善も着実に進展。通期では全上場子会社が黒字化を計画
グループ子会社の経営改善も順調に進捗している。今第1四半期は夢展望<3185>、パスポート<7577>、マルコ<9980>の各社が黒字転換を果たしたほか、6月決算のイデアインターナショナル<3140>も上方修正を重ねて大幅増益で着地した。他の上場企業もコスト構造改革等に取り組んでおり、2018年3月期通期では全上場子会社が黒字転換を計画している。今般イデアインターナショナルとマルコが成長戦略加速のために資金調達を行ったが、RIZAP関連事業を抱える同社本体は内部調達で十分対応できる見通しだ。他の子会社も含めて資金調達は一段落し、成長戦略の実施に注力していくことになるとみられる。

■Key Points
・先行投資の大きさから、RIZAP関連事業の収益力の高さが改めて浮き彫りに
・上場子会社の収益は順調に改善。2017年度は全上場子会社が営業利益黒字化を見込む
・RIZAP GOLFはボディメイクの急拡大期を再現。課題のトレーナー確保はトーナメント自社開催で対応し、今期黒字化を見込む

(執筆:フィスコ客員アナリスト 浅川 裕之)

《HN》

 提供:フィスコ
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