貸借
証券取引所が指定する制度信用銘柄のうち、買建(信用買い)と売建(信用売り)の両方ができる銘柄
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3140 BRUNO

東証G
1,029円
前日比
+9
+0.88%
PTS
-円
業績
単位
100株
PER PBR 利回り 信用倍率
23.1 2.79 0.39 39.64
時価総額 151億円
比較される銘柄
CBGM, 
ドウシシャ, 
デンキョーG

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イデアインター Research Memo(1):ホットプレートのヒットでブランド認知度向上が加速


■要約

イデアインターナショナル<3140>はインテリア雑貨やオーガニック化粧品などの企画・開発及び販売を行っている。デザイン性やブランド力に優れ、他のインテリアショップなどへの卸売と自社店舗での販売で業容を拡大してきた。2013年9月にRIZAPグループ<2928>傘下に入り、住関連ライフスタイル事業セグメントの中核を担っている。

1. 2017年6月期第2四半期は計画どおりの極めて順調な決算
2017年6月期第2四半期決算は、売上高3,315百万円(前年同期比8.6%増)、営業利益88百万円(同55.5%増)と増収増益での着地となった。計画どおりの極めて順調な決算だった。ホットプレートを中核とするキッチン雑貨やトラベルグッズの販売が卸売、小売両事業の伸びをけん引した。

2. ホットプレートを核に関連需要が増幅され、キッチン雑貨が大幅増収
卸売事業ではホットプレートが特に大きなけん引役を果たしている。累計販売台数が60万台にまで積み上がった結果、オプション品や周辺キッチン雑貨の売上を誘発し、キッチン雑貨全体の売上高の伸びが加速するという、ポジティブスパイラルが出来上がっているもようだ。ホットプレートのヒットは、また、『BRUNO』ブランドの認知度向上にも貢献しているとみられる。ヒット商品創出によるブランド認知度向上という図式のベストプラクティスと言えるだろう。

3. 新規出店ではハイブリッド型も活用。数を追わず収益性重視のスタンスを堅持
小売事業は直営店とECの2つの柱があるが、直営店については出店の引き合いが強い中でも、立地や収益性を吟味した慎重なスタンスを貫いている。この点はポジティブに評価すべきポイントと言える。出店に際しては、広過ぎるスペースにはハイブリッド型店舗を活用して対応し、最良の立地や条件を逃さないようにする方針だ。ECはブランド認知度が向上したインテリア雑貨(キッチン雑貨含む)が拡大し、前年同期比25%増収と順調な伸びを示した。

4. 新ブランド『TERRACUORE Notes』をリリース。“香り”を切り口に展開
新ブランド『TERRACUORE Notes』が2017年1月にリリースされた。インテリアフレグランス雑貨やバス&ボディ製品などを手始めに、“香り”を切り口に商品展開を行っていく計画だ。2017年6月期は言わばテストマーケティングで、2018年6月期からの本格展開となるが、“スメハラ”という言葉があるように香りへの潜在的ニーズは高いと考えられ、今後の動向が注目される。

■Key Points
・2017年6月期第2四半期はキッチン雑貨の大幅伸長で順調に進捗
・ブランド認知度を高め、自社商品の売上拡大と、小売事業の売上拡大を図る
・下期も好調が持続。新ブランド投入効果もあり、通期見通し達成の可能性は高い

(執筆:フィスコ客員アナリスト 浅川 裕之)

《HN》

 提供:フィスコ

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