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証券取引所が指定する制度信用銘柄のうち、買建(信用買い)と売建(信用売り)の両方ができる銘柄
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3140 BRUNO

東証G
1,042円
前日比
+3
+0.29%
PTS
1,040.2円
10:21 04/18
業績
単位
100株
PER PBR 利回り 信用倍率
23.4 2.83 0.38 22.58
時価総額 153億円
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デンキョーG
決算発表予定日

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イデアインター Research Memo(2):売上高は第1四半期で過去最高を更新


■2017年6月期第1四半期決算の分析

イデアインターナショナル<3140>の2017年6月期第1四半期決算は、売上高1,493百万円(前期比3.3%増)、営業損失19百万円(前年同期は3百万円の損失)、経常損失19百万円(同9百万円の損失)、四半期純損失21百万円(同12百万円の損失)となった。

同社の業績には季節性があり、夏場に当たる第1四半期は収益が1年の中で最も低水準となる傾向がある。そうしたなか、今第1四半期は、売上高は第1四半期として過去最高を更新した。利益面では営業損失を計上したが、これは想定どおりであり、今第1四半期決算は1年の滑り出しとしては上々の出来だったと評価できよう。

同社の事業セグメントは、住関連ライフスタイル商品製造卸売事業(以下、「卸売事業」)と住関連ライフスタイル商品小売事業(以下、「小売事業」)の2事業セグメント体制となっている。今第1四半期は、卸売事業が売上高920百万円(前年同期比4.9%増)、営業利益182百万円(同82.0%増)となったのに対し、小売事業は売上高572百万円(同1.4%増)、営業利益14百万円(同66.7%減)となり、特に利益において対象的な動きとなった。

詳細は後述するが、卸売事業は既存の主力商品の卸売販売が好調だったほか、OEM事業も好調に推移した。一方、小売事業は店舗の新規出店が計画よりも遅れたことで、売上高が伸び悩んだ。小売事業の中のeコマース(EC)は前年同期比31%増と好調を維持した。

利益面では売上高売上総利益率(粗利率)が44.3%と、前年同期の42.6%から1.7%ポイント上昇した。これは、同社が販売する商品のうち、自社ブランド商品の構成比が前年同期の70%から今第1四半期は73%に上昇した構成差によるものだ。

販管費は、前年同期の618百万円から今第1四半期は680百万円に増加し、売上高販管費率は同様に42.8%から45.5%に2.7%ポイント上昇した。これはブランド認知度向上のために広告を積極的に展開したことによるものとみられる。以上の結果、売上高営業利益率は前年同期の-0.2%から今第1四半期は-1.3%に拡大した。前述のとおり、これは想定どおりの結果だ。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 浅川 裕之)

《YF》

 提供:フィスコ

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