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証券取引所が指定する制度信用銘柄のうち、買建(信用買い)と売建(信用売り)の両方ができる銘柄
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3140 BRUNO

東証G
1,038円
前日比
-1
-0.10%
PTS
1,039.4円
11:10 04/25
業績
単位
100株
PER PBR 利回り 信用倍率
23.3 2.82 0.39 20.43
時価総額 153億円
比較される銘柄
CBGM, 
ドウシシャ, 
デンキョーG
決算発表予定日

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イデアインター Research Memo(5):自社EC売上が急成長、前年比33%増で着地


■事業セグメント別動向

(3)EC事業

ECは、事業セグメント上は小売事業に含まれている。イデアインターナショナル<3140>が認識するEC売上高は、自社のECプラットフォーム(自社本店サイト及び楽天支店、Yahoo!ショッピング支店など)の売上高と、他社のECプラットフォームでの売上高の合計から成り立っている。

同社がより重視しているのは自社EC売上高だ。2016年6月期は前期比33%増となり、売上高は約320百万円となった。EC分野ではここ数年、「Terracuore」ブランドのオーガニック化粧品が主力製品として成長をけん引してきた。2016年6月期はオーガニック化粧品の伸びが若干鈍化したが、インテリア雑貨の売上高が大きく伸び、自社EC売上高の伸びを押し上げた。インテリア雑貨の商品は多岐に渡るが、成長のけん引役は「BRUNO」のホットプレートとなっている。ホットプレートは卸売事業や小売事業のみならずECにおいてもインテリア雑貨分野をリードする存在となっている。

同社は小売事業の売上高について業態別内訳を公表しており、その1項目として自社ECと他社ECを合わせた“インターネット販売高”も示されている。2016年6月期は477百万円(前期比29.4%増)に達し、小売事業売上高の20.8%を占めるに至った。前出の自社ECのグラフと重ね合わせると、現状は、同社のインターネット売上高の成長をけん引しているのは自社ECであることが読み取れる。

インターネット販売は、卸売や小売に比較して収益性が最も高い業態とみられる。また消費者の消費行動においてもECによる消費が拡大している状況だ。こうした現状を踏まえて、同社はEC拡大を成長戦略の重要な一角と位置づけている。2016年6月期の注目点は、インテリア雑貨の拡大にあると弊社では考えている。これまではオーガニックがECのけん引役的存在だったがインテリア雑貨が存在感を増したことで、収益源の分散化が図られた形となった。今後の更なる拡大を見守りたいと考えている。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 浅川 裕之)

《TN》

 提供:フィスコ

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