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証券取引所が指定する制度信用銘柄のうち、買建(信用買い)と売建(信用売り)の両方ができる銘柄
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3140 BRUNO

東証G
1,038円
前日比
-1
-0.10%
PTS
-円
業績
単位
100株
PER PBR 利回り 信用倍率
23.3 2.82 0.39 20.43
時価総額 153億円
比較される銘柄
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デンキョーG
決算発表予定日

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イデアインター Research Memo(5):EC売上高の約半分を占めるオーガニック化粧品、今後の伸びにも注目


■EC拡大戦略と進捗状況

(2) Terracuoreの状況
ECにおける取扱商品はイデアインターナショナル<3140>の商品全般であるが、実際の販売ではEC売上高の約半分をオーガニック化粧品のTerracuoreが占めている。Terracuoreの側から見ても、同製品は卸売を行っておらず、リアル店舗の取扱いは自社店舗5店のみとなっている。したがって、ECへの依存度は必然的に高くなり、ECを伸ばすことはTerracuoreを伸ばすことと重なる点が多くなる。

Terracuoreはオーガニック化粧品としてイタリアの有機認証SoCertを取得している点がアピールポイントだ。原体はイタリアで製造しているが、日本人スタッフも入って日本人向けのアレンジがなされている。商品のラインアップはスキンケア、ヘアケア、ハンドケア、ボディケアと全般に及ぶ。競合はjohn masters organicsなどだ。

Terracuoreの平均的なユーザー層は20代後半から30代の女性で、“アンチエイジングを意識するほどではないが、いろいろな化粧品を経験してTerracuoreに落ち着いた”人が多いようだ。したがって、ロイヤル・ユーザー(いわゆるリピート客)の比率が高いものと推測される。こうしたことから、今後同社が力を入れるのは、定期購買客の増加と、定期購買需要の確実な刈取りということになっていくと考えられる。具体的には、「買い忘れ」を防ぐような仕組みだ。こうした仕組みづくりでは、ノウハウ豊富な健康コーポレーションとのコラボに期待したい。

Terracuoreの店舗売上高は2015年6月期実績で472百万円(「Terracuore」と「Terracuore collezione」の合計)だった。同期のEC売上高は368百万円で、このうち約半分がTerracuoreと仮定すると、約180百万円ということになる。同社は今後のTerracuoreの売上げについて、店舗売上高は横ばいでみている。個々の店舗での売上高は増加するにせよ、店舗数の削減の可能性を視野に入れているためとみられる。逆にECについては広告を積極的に行っていることから考えて、かなり高い伸びを想定しているものと考えられる。今後の伸びが注目される。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 浅川 裕之)

《RT》

 提供:フィスコ

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