信用
証券取引所が指定する制度信用銘柄のうち、買建(信用買い)のみができる銘柄
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3135 マーケットE

東証P
725円
前日比
+1
+0.14%
PTS
-円
業績
単位
100株
PER PBR 利回り 信用倍率
5.37
時価総額 38.7億円
比較される銘柄
シュッピン, 
ブックオフG, 
トレファク
決算発表予定日

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マーケットE Research Memo(3):グループ内シナジーの大きいメディア事業


■マーケットエンタープライズ<3135>の事業概要

3. メディア事業
メディア事業では、消費者の関心の高いリユース関連、通信関連、消費関連の3つの分野で6つのメディアと中古農機の売買や修理サービスのマッチングプラットフォームを展開している。メディアは、リユース関連分野では、買取や売却、処分がよく分かるリユースメディア「高く売れるドットコムマガジン」と不用品の処分やリサイクルを解説する「おいくらマガジン」、通信関連では、iPhoneやWi-Fi、WiMAXの情報メディア「iPhone格安SIM通信」と格安SIMカードの比較メディア「SIMCHANGE」、消費関連では、新しい趣味と出会うメディア「ビギナーズ」と全国のアウトレットモールの情報メディア「アウトレット・ジャパン」??を運営している。同社のメディアは、商品・サービスの比較記事をメインにした記事型メディアで、収益源は比較記事からの送客に伴う成果報酬である。自社のネット型リユース事業やモバイル通信事業へ送客するオウンドメディアとしての役割が大きいが、現在は他社サービスへ向けて送客することで得られるアフィリエイト収入の比重のほうが高い。プラットフォームには「最安修理ドットコム」と「中古農機市場UMM」がある。スマートフォン端末やパソコン、家電など様々なカテゴリーの修理業者と消費者をマッチングする「最安修理ドットコム」は、国内最大級の修理業者情報プラットフォームで、掲載店舗数800店舗、サポートコラム800本、クチコミ数11万件を超える規模がある。中古農機具の買取・販売プラットフォームである「中古農機市場UMM」は、こちらも国内最大級の農機具マーケットプレイスで、全国の農機具店累計約700事業者と約4,500人の農家会員数を有し、総取引数約18,000件の豊富な取引実績を誇っている。


WiMAX回線を分かりやすく格安な料金体系で提供
4. モバイル通信事業
モバイル通信事業では、「カシモ(賢いモバイルの意味)」というブランドで展開、消費者に分かりやすく安価な料金体系で大容量通信を利用できる点が支持されている。日本は世界的に見て通信費の絶対額が高く、家計に占める割合も年々高まっている。このため、国民経済的に大きな問題となっており、その結果、通信料金の値下げを目的に、SIMロック解除義務化や2年契約の違約金の引き下げなど制度改正が相次いだ。このため業界は価格競争が激しくなっているが、昨今のテレワークや巣ごもり需要増加の動きは同社のモバイル通信事業にとっては追い風になったと言える。なお、同社では、ネット型リユース事業を通じて価格競争力のある中古携帯端末を安定して調達できるところに強みがあるため、リユース端末と格安SIMサービスを組み合わせたサービス提供も行っていたが、格安SIMの普及が想定より遅れていることから、現在MEモバイルでは格安SIMの新規獲得は行っていない。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 宮田仁光)

《NB》

 提供:フィスコ

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