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3131 シンデン・ハイテックス

東証S
2,971円
前日比
+29
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単位
100株
PER PBR 利回り 信用倍率
15.5 0.83 2.02
時価総額 62.7億円
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決算発表予定日

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シンデンハイテ Research Memo(6):2018年3月期の予想も上方修正


■今後の見通し

● 2018年3月期の業績見通し
シンデン・ハイテックス<3131>の進行中の2018年3月期は、期初には売上高47,208百万円(前期比6.2%増)、営業利益935百万円(同11.6%増)、経常利益748百万円(同48.9%増)、親会社株主に帰属する当期純利益497百万円(同37.3%増)が予想されていたが、上記のように上期の業績が好調であったことから通期の予想も上方修正され、現時点では売上高51,200百万円(同15.2%増)、営業利益1,250百万円(同49.1%増)、経常利益1,050百万円(同109.0%増)、親会社株主に帰属する当期純利益700百万円(同93.2%増)が予想されている。

既存商品では、液晶関連は一部顧客が直販へ切り替えたことなどから減収が見込まれるが、電子機器の増加に加え、半導体の拡販及び注力中のバッテリー関連商品の拡大で全体では大幅増収を計画している。さらに利益率の改善により、営業利益以下は大幅増益を目指す。

品目別販売については、以下のように予想している。

(1) 液晶
売上高は期初の見込みを若干下回り18,446百万円(前期比19.8%減)を見込んでいる。減収の主要因は一部の大手顧客が直販へ切り替えたことによるもので、それ以外では既存製品の供給責任を果たしながら引き続き高付加価値製品の発掘を継続する。ただし、利益率が低いので、この分野へはあまり多くのリソースは割かない。

(2) 半導体
メモリの販売価格が上昇傾向にあることから増収を予想しているが、若干期初予想を下回る見込みであり、売上高は17,110百万円(前期比20.7%増)が予想されている。委託開発案件の継続、通信分野やデーターセンター向けに注力中。

(3) 電子機器
上期に獲得した検査装置の特需に加え、メモリモジュール、NAND関連商品など付加価値の高い商品の拡販により売上高は11,735百万円(前期比116.7%増)と大幅増が予想されている。

(4) その他
売上高は3,925百万円(前期比112.5%増)とほぼ期初計画どおり大幅増収を見込んでいる。部材関連の売上高は縮小傾向だが、注力中の新規分野であるバッテリーの大幅増収を計画している。特にシリコンカーバイドを使ったE-CHI(台湾)製の新型バッテリーが大きく伸びる見込みだ。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 寺島 昇)

《MH》

 提供:フィスコ

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