貸借
証券取引所が指定する制度信用銘柄のうち、買建(信用買い)と売建(信用売り)の両方ができる銘柄
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3107 ダイワボウ

東証P
2,613.0円
前日比
+5.0
+0.19%
PTS
-円
業績
単位
100株
PER PBR 利回り 信用倍率
93.9 1.81 2.45 30.52
時価総額 2,518億円
比較される銘柄
東京産, 
フルマルHD, 
兼松
決算発表予定日

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【北浜流一郎のズバリ株先見!】 ─ 3つの条件で上昇期待のバリュー株を選別!


「3つの条件で上昇期待のバリュー株を選別!」

●バリュー株投資の成功確率を高めるために

 現在、東京市場の予想PERはどれくらいかご存じだろうか。

 東証1部は22日現在、15.73倍だ。東証2部はグンと跳ねあがって35.27倍、そしてジャスダックは19.74倍だ。東証2部の35.27倍には正直驚く。平均がこんなに高いということは、割高になっている銘柄が多いことになる。

 ただ、東証1部の15.73倍はまずまずといったところ。そのため、個々の銘柄が割高なのかどうかの判断基準として使えるということになる。PER(=株価収益率)の教科書的な活用法としては、平均値よりもその値が低い銘柄は割安ということになる。

 しかし、割安だから株価が上がるとは限らないのは当然で、たとえばとある銘柄が14倍であるからといって株価は必ず上がるわけではない。13倍であったとしても同様で、実際の投資では平均値を基準にするより、10倍以下になっている銘柄を見た方がよい。

 ただ、これまた15.73倍以下だから株価が上がるとは限らないのと同様、10倍以下でも上がるとは限らない。いわゆるバリュー株投資では、PERが10倍以下、PBR(=株価純資産倍率)が1倍以下。こんな銘柄が有望とされているが、実際はこれだけの選択基準では、投資が成功する確率は極めて低い。

 もう一つ、“上昇要因”が加わる必要がある。収益の向上、好転予想だ。これがあるなら、PER10倍以下、PBR1倍以下の銘柄への投資は成功する確率が高くなる。いまは多くの銘柄が9月以降、水準を高めているので、特に以上の3条件を満たした銘柄の上昇確率は高くなると見てよい。明らかに、それらは出遅れていることになるからだ。

●PER7倍以下で絞り込み

 では、実際にどんな銘柄があるか。東証2部やジャスダックまで探すと銘柄が増えすぎるので、東証1部だけで探してみると次のような銘柄がある。なお、10倍未満でも380銘柄もあるので選択に困るほどだ。

 そこで、さらに倍率を低くしてPER7倍以下にすると銘柄は105に。これなら選びやすく、次のような銘柄がある。

 まずは、東証1部で最低水準の倍率となる2.5倍の千趣会 <8165> だ。カタログ販売大手で経営不振が続いているが、ネットでの展開が軌道に乗りつつあり、評価が低すぎると見る。

 千趣会より倍率は大きいものの、4.3倍とこれまた評価が低い昭光通商 <8090> も、今後見直しを期待できる。合成樹脂、電子部品材料などの販売増が続いているからだ。

 5倍台では、まずは5.9倍のクレハ <4023> がある。「クレラップ」で知られる樹脂製品をはじめ、電池バインダーなどの販売増が続いているが、このところ株価は失速、調整を入れた形になっているので投資魅力ありだ。

 倍率6.6倍のエスリード <8877> も近畿圏でのマンション販売に強く、収益も伸び続けている点を考えると、さらなる高値が見込める。

 以上のほか、6.6倍のタカラレーベン <8897> 、6.8倍の林兼産業 <2286> 、また7倍ちょうどではスバル興業 <9632> 、ダイワボウホールディングス <3107> などが魅力的だ。

2019年11月22日 記

株探ニュース

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