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証券取引所が指定する制度信用銘柄のうち、買建(信用買い)と売建(信用売り)の両方ができる銘柄
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3082 きちりホールディングス

東証S
928円
前日比
+4
+0.43%
PTS
-円
業績
単位
100株
PER PBR 利回り 信用倍率
30.0 15.64 0.81 2.37
時価総額 105億円
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決算発表予定日

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きちり Research Memo(6):新規出店に伴い有利子負債が増加するも財務状況は健全性を維持


■業績動向

2. 財務状況と経営指標
きちり<3082>の2016年12月末の財務状況を見ると、総資産は前期末比705百万円増加の4,709百万円となった。主な増加要因を見ると、流動資産では現金及び預金で402百万円、売掛金で47百万円の増加となった。また、固定資産では新規出店に伴い有形固定資産で74百万円増加した。

負債合計は前期末比538百万円増加の2,958百万円となった。新店工事代金の支払いにより未払金が383百万円減少した一方で、有利子負債が823百万円、買掛金が79百万円増加した。また、純資産は前期末比167百万円増加の1,751百万円となった。新株予約権の更新による自己株式の処分により自己株式が126百万円減少したことが主因となっている。

経営指標を見ると、経営の安全性を示す流動比率は現預金の増加により目安となる100%を上回っているが、有利子負債の増加に伴い有利子負債比率が前期末の56.5%から98.1%に上昇し、自己資本比率が39.6%から37.2%へとやや低下した。超低金利が続くなかで、有利子負債を活用して積極的に出店を行っていることが要因だ。有利子負債の水準としては問題のない水準であり、財務状況は健全な水準を維持していると判断される。なお、同社では今後も店舗数を積極的に拡大していく方針を示していることから、状況によっては有利子負債をさらに増やしていくことも予想される。


(執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲)

《NB》

 提供:フィスコ

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