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証券取引所が指定する制度信用銘柄のうち、買建(信用買い)と売建(信用売り)の両方ができる銘柄
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3079 ディーブイエックス

東証S
1,000円
前日比
+3
+0.30%
PTS
-円
業績
単位
100株
PER PBR 利回り 信用倍率
62.5 1.14 5.00 13.35
時価総額 108億円
比較される銘柄
オルバヘルス, 
ウインP, 
日本ライフL
決算発表予定日

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【北浜流一郎のズバリ株先見!】 ─ 近づく中小型株“6月高”の足音


「近づく中小型株“6月高”の足音」

●ラッセル2000高値更新の意味するもの

 米国市場で主要指数の一つであるラッセル2000が過去最高を更新したのには考えさせられる。

 ラッセル2000は、国内では知名度が高いとはいえない。しかし、米国ではかなり重要視されている。ラッセル指数には3種類があり、それらを見ていれば、米国市場の実体がほぼ分かるからだ。

 ここで話の都合上、ラッセル指数がどんなものか簡単に説明しておくと、この3指数は、米国の資産運用コンサルタント会社、ラッセルインベストメントが1984年に開発したもので、「2000」の他に「3000」、「1000」がある。

 基本は米国市場に上場されている銘柄のうち時価総額上位3000銘柄を指標化したラッセル3000。そして、そのうちの上位1000株で構成されているのがラッセル1000になる。

 では、ラッセル2000はどの水準にある銘柄を指数化したものか。3000銘柄の中の時価総額1001位から3000位までになる。1001位から3000位なので、かなりの時価総額がありそうだが、実際は市場全体をカバーするラッセル3000の時価総額の10%程度を占める程度だ。

 つまり、中小型株が多い。こういうことになり、現在、同指標が史上最高値を更新し続けている事実が意味するのは、米国では成長力のある中小型株が買われている――こうなる。

●注目すべき中小型株は?

 背景にあるのは、好景気と法人減税。こう見てよく、東京市場でも同様の現象が見られてもよいのだが、残念ながらそうはなっていない。

 中小型株が集まっているジャスダック市場も底値圏からなかなか脱出できず、足踏みを続けているのが実際だ。しかし、注目したいのは、ジャスダック指数のチャートは、いわゆる下値切り上げ型になっている点で、スピードは緩やかながら浮上に転じていていることは明らか。

 これは「6月高」につながる展開と見てよい。

 そこで、注目したいのはまずはジャスダック銘柄から、オーエムツーネットワーク <7614> [JQ]だ。S Foods <2292> の傘下にある食肉小売ながら、焼肉もステーキ店経営にも展開し、収益増を続けている。

 いまは富裕層向けビジネスが好調だが、特に不動産投資関連商品の販売に強いレーサム <8890> [JQ]も高値圏ながら、目先押し目を見逃さないようにしたい。

 中小型は新興市場だけにあるのではない。もちろん、東証1部にも多数ある。それらの中からインソース <6200> だ。企業などの人事部向けに講師派遣研修が好調であり、株価はただいま見直され中だ。

 循環器系医療機器、得に不整脈対応カテーテルに強いディーブイエックス <3079> も、小反落を待ちたい銘柄の一つだ。

 そして最後は、日本電子 <6951> だ。電子顕微鏡世界首位の実績・実力に加え、最近では半導体製造用描画装置の需要拡大もある。

2018年5月18日 記

株探ニュース

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