あいＨＤが大幅反落、第１四半期は経常減益、前日は上場来高値で利益確定売り優勢

　防犯カメラシステムを運営する、あいホールディングス<3076>が６営業日ぶりに反落。瞬間前日比終値と同水準まで値を戻す場面があったものの、その後は軟調展開となっている。同社は、１２日引け後、１６年６月期第１四半期（７～９月）の連結決算を発表した。
　売上高は１１３億５３００万円（前年同期比１９．５％増）、経常利益は１８億８７００万円（同２５．４％減）で着地した。セキュリティー機器では、マンション向けセキュリティーシステムの販売が新規・リプレースとも引き続き堅調に推移したほか、カード機器およびその他事務用機器は、鉄骨業界向けの専用ＣＡＤソフトの販売が引き続き好調に推移した。
　ただ、営業外収益として計上した持ち分法による投資利益が前年同四半期から減少したことなどで経常減益となり、前日まで５営業日続伸して上場来高値を更新していただけに、きょうは利益確定目的の売りが膨らんでいるようだ。
《ＭＫ》

株探ニュース