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証券取引所が指定する制度信用銘柄のうち、買建(信用買い)と売建(信用売り)の両方ができる銘柄
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2930 北の達人

東証P
183円
前日比
-6
-3.17%
PTS
187円
23:43 04/16
業績
単位
100株
PER PBR 利回り 信用倍率
24.5 3.64 1.26 2.36
時価総額 258億円
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北の達人 Research Memo(5):新たに2商品をリリースするとともに、集客体制の強化にも取り組む


■北の達人コーポレーション<2930>の活動実績

1. 新商品のリリース実績
2019年2月期上期は2商品をリリースした。具体的には、1)独自のWコーティング成分で洗うたびに衣類の繊維を包み込み、ペットの抜け毛が付きにくく、付いても取れやすく、を実現する洗濯洗剤「リモサボン」(2018年4月11日発売)、2)手肌に集中的にアプローチし、使ううちに“ふっくら”を実感する、エイジングハンドケアクリーム「ハンドピュレナ」(2018年6月14日発売)の2商品であり、ともに順調に立ち上がっているようだ。なお、1)は同社初の「雑貨」に分類される。

2. 集客体制の強化
前期に引き続き、集客部門の人員を大幅に増員※し、集客体制の強化を図った。特に、リスティング広告について、更なる拡大を図るための専任者を配置したほか、広告のデザイン面での強化などにより、新規獲得件数の拡大を実現することができた。

※全体では前期末比22名の増員となっているが、そのうち新卒社員4 名全員と中途採用8名の合計12名を集客部門に配置した。


また、2018年6月からは自社開発の「広告最適化のための分析・運用システム(以下、自社広告システム)」の運用を開始。同社では、広告費を抑えた上で、効率的に新規会員を獲得するための独自のマーケティング方法を確立してきたが、属人的な対応となっていたことから、同社の強みを活かした新規獲得施策は一部の商品のみに限られていた。したがって、属人的広告運用ノウハウを仕組み化した広告管理システムを自社開発することにより、広告の最適化スピードを高めるとともに、新たなターゲットからの新規会員の獲得を目指すところに狙いがある。しかしながら、前述のとおり、自社広告システムの立ち上げに伴う運用上のミスにより、一部採算の合わない広告宣伝費用が増えたことから一時的に運用を停止し、従来どおりの広告運用に戻す状況に至った。もっとも、その後は問題解決を図るとともに、機能面をさらにブラッシュアップした上で2018年11月より再稼働を行っており、期待どおりの成果を出すことができれば、今まで手が回っていなかった商品の掘り起しなどに結び付く可能性もある。また、将来的にはRPA(Robotic Process Automation)を組み合わせることによって、一部ロボットによる業務自動化を行い365日24時間体制で、精度の高い広告の配信・停止・変更を行う取り組みを進めていく方針である。

3. 機能性表示食品
2015年4月から施行された機能性表示食品制度への対応については、既に「紅珠漢」(低分子化ライチポリフェノール配合サプリメント)が2017年5月に「機能性表示食品」として受理されている。また、2018年3月には主力商品「カイテキオリゴ」の主成分である「オリゴ糖」自体が機能性表示食品制度の対象として認定されたことから、同商品についても届け出を進めており、順調に行けば来年の春頃には受理される見通しである。そのほかにも2~3商品について準備を進めているようだ。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 柴田郁夫)

《RF》

 提供:フィスコ

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